私の茶道のスタートは

なんと裏千家流でした

 

友人のお母様が先生で

初釜に呼んでくださり

何も知らない私でしたが

御礼状を書いたら褒めてくださり

茶道って私の好きなものばかりが詰まっている!!

 

と感じ習いはじめました

 

炭でのお稽古

茶花は野の花のように見えました

着物を着ていく場所ができます

和菓子は美しく

懐石の器もお料理も美しく

手紙を書くことも好き

 

好きなことをやれて褒められて

 

盆略点前そして薄茶のお点前

までやって

先生がお亡くなりになってしまい

お稽古場には

ともに学んでいらっしゃった方が

先生となりお稽古を続けられるようにしてくださいました

 

それがS先生!

浜松から西尾市まで通っていましたが

家族のことで通うのが難しくなり

浜松の表千家の先生との御縁で

流派をかえました

 

S先生は母親くらいのお歳ですが

お元気でバイタリティーあふれる方

毎年年賀状のやり取りをしていました

我が家に炉を切ったので遊びにいらして下さい

とお誘いしていましたら

今年お電話をいただきました

 

歳をとったから伺うことは難しいです

 

 

では、私がお会いしに伺いたいです

お稽古日にお客様として

 

とお願いしてみました

そして

友人のお稽古日にあわせて伺うことが叶いました

 

 

15年以上ぶり

道もよくなり1時間ほどで西尾市にはいれいました

 

バイパスを降りると山の中

 

山藤が美しく

雨にぬれています

 

斜面には

黒い覆いをかけた茶の木が

 

西尾市はお抹茶の産地なんだった!

もすぐ八十八夜で茶摘みするから

新芽が美しい

 

S先生宅にうかがうと

懐かしい方々にもお会いできました

 

皆さん一緒に床にご挨拶

そして皆さんとご挨拶

ここで

わたしの話をS先生がしてくださりました

 

緊張します

お正客の位置に座ります

8畳間ですが炉に近いように

6畳間のときのように(七事式をするときのように)

座りました

 

この日は伝物のお稽古で

「茶通箱」

裏千家さんのお点前は初めてでしたが

表との違いを考えながら

3人分のお点前を見させていただきました

 

大津袋

小棗を入れていらっしゃいました

 

表千家では仕覆にいれるので

違うんです!

大津袋は都流のときの師匠からいただいて存在は知っていましたが・・・

 

調べてみると

利休さんの妻の宗恩が仕立てたのがはじまり

という記事にあたりました

利休さんの頃から存在したんですね!

 

大津から京都にお込めを送るときの袋にヒントを得て作ったから

大津袋

なのだとか・・・

 

この扱いは初めてなので

教えていただいて

興味深かかったです

 

S先生88歳になられるそうです

お元気でテキパキと教えられる姿を拝見し

嬉しかったです

 

3時間のお稽古の後

紅茶をいただきながらお話しました

 

いろいろあるけど

とにかく続けることが大事

(お茶を)

 

という言葉が身にしみました

 

お土産をいただきました

 

香ばしい香りの俵型のモナカ

 

つぶあんを食べるためのお菓子

という感じでした

 

俵が実り

を表しています

表千家で先生として教え、頑張っているね!

という先生からのメッセージのようで嬉しかったです

 

先輩方にもお会いでき

懐かしかった

と言っていただけました

そして

こうして縁が続いているのがいいね!

とも

 

お茶を続けていてよかったおねがい

離れていても御縁はつなげていけるのだと

温かい気持ちになった日でした