辰年の母
今日が誕生日です
母の名前は
「睦子」
といいいます
2月1日生まれなのになんで「睦子?」とずっと思っていました
しかし
旧暦だとまだ1月のことが多いから(今年はまだ12月です)
睦月に生まれた睦子ちゃん
ということだろうか?
今年の正月帰省した折
母の様子がおかしく心配していました
年女なので御年84歳
ボケが出た?
と
心配でした
はつらつとしていた母の無気力な様子に
ショックを受けました
そして
浜松に帰ってこの気持ちを
ご縁いただいている
袴田ひで子さん(90歳)に吐露したのです
袴田家物語より拝借しました
すると間髪入れず
「それはお母さん、幸せなのよ!」
ですって
老いや死の恐怖を感じることなくいられるということ
だそうです
だから
悲観しちゃだめ!
と言われたのです
そっかーーー
と思いながらもモヤモヤ
そして
母、検査のために受診することになり
付き添いました
半日掛けて
問診や家族からの聞き取り
血液検査、MRIや匂いの検査
など
3時間ほどかかりました
本人にボケた自覚がないのが
ボケた証拠?
などと思いましたが
話していると正月よりはずっと良くなっていました
一緒にいて
家事をしたり話をしたり
そんな時間が必要なんだなー
と感じました
帰省したのは
誕生日の2日前でしたが
私からの誕生日プレゼント
ということで
お菓子とお抹茶
でお祝いしました
可愛い笑顔の
いちご大福
そして
お多福
求肥系のお菓子が好みの母ように
2種類用意していきました
食べている間に
志野茶碗で
お濃茶を練りました
父もお相伴
台所のテーブルで
出帛紗も出しません
略式
そのくらいのほうが気楽です
茶道を公民館で習い
お茶を点てると喜んでくれる母
病院での匂いの検査では違いがよく分からなかった
と言っていましたが
「このお茶の薫りならよーくわかるよ」
と言ってくれました
次は干菓子
梅のゼリー
と
ハートのモナカに入ったチョコ
私の愛のかたちです(笑)
そして
薄茶を点てようと思ったのですが
母に点ててもらったほうが
いいんじゃないかな?
と思いついて
お願いしました
磁器の茶碗で形も抹茶用の茶碗ではありません
点てにくいようでしたが
大丈夫
母は裏千家をかじったので
アワアワのお茶が点てたいようです
自服しようとするので
もう一椀志野茶碗で点てて!
とお願いしました
わ~~~
今度は茶筅が振りやすいようです
いい具合に泡ができ美味しそうにお茶が点ちました
私にどうぞ
と
出してくれました
母の点てたお茶
美味しかったです
家族へのお土産を心配してくれたり
早く出発しないと道中暗くなるよ
と気をかけてくれる母は
昔からの母のに戻ったようでした
2月は検査がいくつか続きます
お休みをいただき
病院に付きそうようにさせてもらいました
帰宅し義父に様子を話すと
「親孝行してあげなさい、オレは大丈夫だから」
と嬉しい言葉をくれました
私の周り
義父88歳
父91歳
母84歳
そして
支援活動させていただいている袴田事件の袴田兄弟
お姉さん90歳
巌さん87歳
高齢者がそれなりに元気でいてくれます
いつかは・・・
でもそれは誰も同じことなのだから
一番私を必要とする母のとこへ
今年は通おうと思います
検査結果次第でまた状況は変わるとおもいますが
今年の約束の帰省は
母のため
になりそうです
そして
それは父のためにもなると思って
おかあさん
お誕生日おめでとう
たくさん会いに行くからね