A Happy New Year!!

 

ベルリン12月31日20:00

花火の音がひっきりなしに響いています

 

ブランデンブルク門からジーゲスゾイレの間

ティーアガルテン

のあたりが封鎖され

ジルベスター~ニューイヤーのお祭りが行われています

 

歌い声も聞こえ始めました

 

 

 

コンサート備忘録

2023

最後はベルリンフィルのジルベスターコンサートです

 

 

 

17:30より

フィルハーモニー大ホール

 

指揮 キリル・ペトレンコ

(ベルリンフィルのシェフです♡)

 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 

リヒャルト・ワーグナー:タンホイザー序曲とヴェーヌスベルクの音楽

 

休憩

 

リヒャルト・ワーグナー:ワルキューレ第一幕

ヴィダ・ミクネビキューテ(ソプラノ/ジークリンデ)
ヨナス・カウフマン(テノール/ジークムント)
トビアス・ケーラー(バス/フンディング)

 

 
アンコール
 
リヒャルト・ワーグナー:ローエングリン第三幕への前奏曲
 
 
ジルベスターコンサートだけあって
会場もカラー照明
 
お客たちも着飾っている人が目立ちます
こんな会場
客席が複雑なのがフィルハーモニーです
 
パイプオルガンは横に
 
わたしは着物です
昨日とは帯揚げと帯締めの色が違います(笑)
 
指揮者まで2m弱の1階席
ペトレンコ登場!
 
小柄でにこやか
 
タンホイザーはよく知っている序曲からはじまります
 
ペトレンコ、姿勢良く立って指揮棒を振っているだけ
時には音を聞いているだけ
また
主になる奏者(楽器奏者)を見て
うまくいったらお互いに笑顔で合図
 
楽団員とペトレンコの関係の良好さが伝わります
 
 
気がつけば
ベルリンフィルという
ほっておけば強大な力を持ち制御不能になりかねない
そんなみなさんが
春節のとき中華街でみた
に見えてきて
 
宝珠を目の前にかざしながら
その龍を自由自在に操っている
 
ペトレンコがそんなふうに見えました
 
 
休憩のとき
 
「すごいねー!!今回聴いてきた指揮者・団体とは格違い」
と主人と話します
話しながらちょっと泣けそうです
 
そして
色々な方向からステージを見る探検へ出発(笑)
 
ステージ裏側の席から見てみました
ステージ正面向かって左の方
柄足袋にしたのが気になりますね(笑)
 
休憩終了を知らせる鐘がなり始めます
トイレをすませて席へ
 
いよいよワーグナーのオペラ「ワルキューレ」
主人公ジークムント役の
テノール、カウフマンとペトレンコが揃って登場
 
にこやかに挨拶
そして背中を向けて
指揮棒がおろされました
 
 
弦楽器がブンブン鳴り音の波が押し寄せます
ペトレンコの本領発揮
 
音の渦の中心にいて
思い通りに音を操っています
 
 
直ぐ側に立つカウフマン
顔を見合わせて歌うタイミングをはかります
 
素晴らしい声!
歌っている最中に
舞台袖よりドレスの裾を引きながら
ジークリンデ役のミクネビキューテが登場
 
表情やちょっとした手の動きなどにも心情が表現されています
 
これは!
歌を歌うだけでなくて演技もしながらの上演なのだと
途中からわかりました
 
字幕はドイツ語(耳で聞く音)と英語
英語ならば断片的に理解できるので
よく知っている曲ですが

言葉の意味がやっとわかりましたおねがい

 

助けられたジークムント

助けたジークリンデ

二人の間に愛情が芽生えていくのが伝わります

そこへ

敵でありジークリンデの夫フンディングが帰宅

 

フンディング役のケーラーは

黒シャツに黒ネクタイ黒いジャケット

見るからに悪者ですグラサン

バスのすごみのある歌声もピッタリ

 

ジークムント役のカウフマンは白い蝶ネクタイに燕尾服

対照的です

 

敵の館で宿を借り

翌日二人は闘う約束をします

その夜、ジークリンデがジークムントのところへ

惹かれ合う二人♡

 

二人は神々の長ヴォータンが人間に産ませた双子の兄弟だとわかりながら

互いに愛し合う喜びを歌い上げます

 

 

ドキドキしながら

オペラを見ているような感覚で

 

あっという間に終わってしまった!

(約一時間)

 

オーケストラも歌手ももちろん指揮も

 

完璧

 

 

演奏

 

陳腐な表現ですが

感動で胸がいっぱいです

話をしたら

涙もこぼれそう

 

スタンディングオベーションでこの感動を伝えます

鳴り止まない拍手に

なんと

アンコールの曲を演奏してくれました

 

大好きなローエングリン

 

 
楽団員のみなさんも感動の涙を見せていらっしゃいます
 
 

主人と話をしたら泣けてしまいそうで

感動したまま会場の外へ

 

すると

 

さすが大晦日の特別公演

シャンパンのサービスが待っていました

 

皆さんに混じって私も頂きます

 

感動は会場中に満ちていて

本当に良いコンサートでした

 

感動冷めやらぬまま

ホテルへ

 

帰り口のそばで

カラヤン(若い頃の)の写真発見

一緒に記念撮影

ホテルまで徒歩10分以内ですが

防寒対策はしっかり

 

これに耳あてをつけて夜道をかえりました

 

大晦日から新年への花火の音は相変わらず鳴り響いています

2023年の最後の最後で

一番良い演奏を聴くことができて

本当に良かったです

 

主人に感謝の気持ちを伝えて

新年もよろしく♡

とお願いしました

 

 

着替えて再びまちなかへ

 

遅い年越しの夕食は

ベルリンフィルの団員さん御用達のインド料理レストランへ

店内は込みまくっていて

団員さんがいらっしゃったかどうかは?

しかし

おいしいカレーをいただけました

ダークビールもいただきます

 

年越しの瞬間は

花火が鳴り響き

まるで市街戦のよう(笑)

 

2024年1月1日2:00くらい

ホテルへ向かう道路上

花火の凄さがわかります

皆さんが路上で打ち上げ花火をしているんです

 

朝5:00になろうとしていますが

まだ

外では花火の音が鳴り止みません

 

新年の迎え方

日本と全く違っておもしろいです

 

 

 

 

荷造りをして今日帰国の途につきます

 

コンサート備忘録にお付き合いいただきありがとうございました

改めて

2024年もどうぞよろしくお願いいたします

 

浅葱庵 拝