12月のお教室の花

 

クリスマス

を意識したお道具組をしました

 

ですからちょっとずつ

見立ての舶来物

が混じっています

 

クリスマスカラーの

藪柑子

冬枯れの

十薬

 

 

死と生

 

のイメージであわせました

 

花入れは在郷作家の山口剛さんの掛け花

 

焼締めがかっこいい

 

「十薬(じゅうやく)」とは「どくだみ」の別名

 

教えていただいたのですが

星野富弘さんのどくだみが描かれた詩に

クリスマスに通じるものがありました

 

 

 

おまえを大切に

 

摘んでゆく人がいた

臭いといわれ

きらわれ者のおまえだったけれど

道の隅で

歩く人の足元を見上げて

ひっそりと生きていた

いつかお前を必要とする人が

現れるのを持っていたかのように

おまえの花

白い十字架に似ていた

 

 

 

そこまで意識していたわけではありません

庭で花を探していたときに

ふと目に留まったもの

 

でも

物語が繋がりました

 

 

午前中の生徒さんは

クリスマスコーデ

お着物ですラブ

お道具が一直線に並ぶ美しさ

 

彼女のテンポ

誠にお茶にあっているのです

 

柄杓から落ちる湯の音の心地よさは

私もお手本にしたいと思っています

 

その話を彼女にしましたら

 

「おととい、人よりテンポが遅いんだと気がついた」

と話してくれました

 

「でもそこを今褒められた!」

 

 

 

 

お茶をやり始めたのは運命かもしれませんよ!!

 

 

彼女の点ててくれたお茶の美しいこと

 

お茶碗は見立てを選ばれました

 

レーゲンスブルク(ドイツ)で購入したものです

 

また来年もよろしくお願いします