薄茶のお稽古のときには
煙草盆
を持ち出すことがあります
先日の表千家のS先生のお稽古でも
薄茶の前に
S先生が
「煙草盆は持ち出さないんですか?」
とお尋ねになられていました
先輩たちが
「本日は省略いたします」
とお答えになっていました
お茶事
のときには
煙草盆が何度か登場します
師匠稽古の折
私の煙草盆をお見せしたら
灰について
また
火入れ
について
ご指摘いただきました
火入れの灰
は
お客様が最初にであう
灰
それで
亭主の力を押し測ることができる
という内容でした
灰型をきれいに押すことばかりに気を取られていましたが
それ以前の問題だった
この灰
灰色しています
10年以上前に灰を購入し
火入れに入れっぱなしのため
洗うこともなく
ほとんど熱も加えられていません
師匠が
今年洗った灰があるでしょ?
あれを乳鉢で細かくして火入れに入れると良いですよ
とご指導くださいました
また
この火入れはお湯のみかしら?
そうです!
よくおわかりで!
(得意げにこたえると)
・・・
なんだかね~
という反応の師匠
火入れは
なんでもいいや!!
と思っていた私は
とショックを受けました
本日
火入れをかえて
灰を乳鉢ですりました
すりつぶしたあとは
指が触れただけで
灰に私の指紋がそのままうつりました
びっくりです
そのくらい細やかな灰になったということですね
右が灰色の灰+湯呑
左が洗って擦った黄土色っぽくなってきた灰+火入れ
筋はまだ上手くできません
(これから練習します)
ゴリゴリと音がするので
家族は何をしているの?
と不思議がって見に来ました
お茶って面白いこと色々するんだな~
と思ったようです
こちら
煙草入れ(刻みたばこの葉が入ってます)
が
七宝焼で美しかったから写真を撮らせていただいた
茶会で出会った煙草盆です
見るべき場所は
まず
灰
でしたね!
火入れにも興味がなかったので
写真がありません
茶事を催そうとおもい
学び直しているおかげで
新しい学びがあります
洗った灰が貴重で
ちょっとこぼれた灰も惜しいです
そんな気持ちになる日が来るとは