「推し」
最近知った言葉です
本当は芸能人やアイドルに使うようですが
拡大解釈して
私の推しは
指揮者の「クシュシュトフ・ウルバンスキ」です
以前もブログに書きました
イケメンで演奏も素晴らしい
ポーランド出身40歳
札幌に登場と聞きました
PMF
これはレナード・バーンスタインが始めた
若手教育のための音楽サマーキャンプのようなもの
世界中の音楽家を志す若者が
快適な気候の夏の札幌で約一月
マスターについて指導を受けつつ
いくつかの曲を完成させ
コンサートで披露するというものです
この前半の指揮者が
ウルバンスキなのです
東日本大震災のとき
放射能汚染を恐れて来日を見合わせた指揮者の代打として
来日し指揮してくれた縁だそうです
PMFのスタートは7/12
8/1の東京公演で終了です
後半は別の指揮者となるため
前半に行きたい!!!
そこで
リハーサルの様子を公開している金曜日と翌日のコンサート
この2日間にあわせて
札幌へ飛びました
木曜日仕事終了が19:00過ぎ
車にて成田空港近くのホテルを目指します
疲れて眠いので途中で仮眠
お腹が空いて途中で食事
そんなことで
首都高湾岸線のベイブリッジを通過するときには
夜景が美しい時間でした
光の帯が緩やかなカーブを描いてつづき
湾の向こう岸のビルの窓のあかりも美しい夜景をつくっています
一人で運転しながら
「綺麗だなー」とつぶやくほど
東関東道にはいり
先にチェックインしている主人に電話
「いまディズニーリゾート見ながら走ってる」
というと
「まだまだかかるなー」
と
そうなの?
まだ一時間もかかるの?
頑張って走っていくと
だんだん周りは暗くなり夜景の楽しみはなくなりました
出口で失敗して
成田空港までいってしまった
やっとホテルに付いたのは午前様
明日から着物なので起床も早め
とにかく寝ました
私にしては早起きをして
着物に着替え
ホテル発空港行のバスに並びます
乗り遅れたら大変なので・・・
外国の方が多かったので並ぶ人は少なく一番最初に乗り込み
格安Peachでのフライト
あずけ入れの荷物は別料金で申請
あー面倒
保安検査場では着物のため
女性職員による身体検査がありました
着物で飛行機に乗るのは2回め
今回はじめての検査でびっくり
搭乗後はソッコーで寝ました
そして新千歳空港!
なんと涼し気な空気
JRで札幌駅までいき
タクシーでホテルに荷物をあずけそのまま
コンサート会場
kitara
へ
リハーサルを見られるのは先着200名
とにかく一時間前に並べば大丈夫でしょう
何人か並ばれていましたが
まだ受付も始まらずうろうろ
撮影タイム
帯留めのパイナップルが取れてしまいこんな帯締めの姿に・・・
でも
嬉しくて関係ない顔してますね
左上がウルバンスキ
ソロピアニストは
ヤン・リシエツキ
彼もちょっと推しの一人でした
リハーサルの見学のため入場
2階席の一番前の真ん中に座れました
50人もいないくらい?
リシエツキが一人でリハーサル中
得した感じです
そして
オーケストラのリハーサルが始まります
若い音楽家たちがわらわらとステージのあたりに集まってきます
世界中からオーディションを勝ち抜いて来たというだけあり
髪・肌の色も
顔つきも
様々です
その中で日本人の女の子
は直ぐに目に止まりました
群れていて
あどけなさが残っていて
少女みたいです
ちょっとたよりなく感じました
が
着席すると
その頼りなげな女の子の一人が
コンサートマスターの席に座りました
がんばれー
最後に指揮者ウルバンスキ登場
黒の半袖Tシャツにブルーデニム
裾を折り上げていて素肌が見えます
白のスニーカー
さすがおしゃれさん
いつもは暗譜で指揮しますが
リハーサルなので楽譜持参
そして
蛍光黄色やピンク色の付箋紙もそばにあり
演奏しながら付箋紙を貼っていました
指示はもちろん英語です
ほとんどわかりませんが
彼の肉声が聞けることがうれしいです
そして
演奏を聞けば何を指示していたかがわかります
リハーサルは「グリークのピアノ協奏曲」
リシエツキの抜群のリズム感
彼にフレーズのお手本として部分を弾かせ
それを聞いてオーケストラ(特に第一バイオリン)の演奏が良くなっていきます
約1時間半
で
休憩
この間もウルバンスキのところに質問に行く若者
リシエツキのところへ挨拶しに行く若者
羨ましいー
選ばれた者だから!
彼ら二人と共演できることは
それだけでも喜びだろうな~
後半戦開始
なんと
ウルバンスキは着替えてきました
黒のTシャツに黒のダボッとした感じのパンツ
靴も黒です
よく鍛えられた身体なのがわかります
とにかくテンポとメロディーをいいかげんに弾かないように
ということを繰り返していたように思います
このように弾くことでがっしりした構成になります
こうやってウルバンスキの音楽はつくられていくのか!
肉声をたくさん聞け
私服もみられ
リハーサル サイコー
札幌の市街地の南のはじにある
中島公園ないにKitaraはあります
空気が澄んでいて緑も美しく
宿泊は
クッキーくれたので
最上階のバーで無料ワインを頂きながらゆっくりしました
朝食は
部屋の前にかごに入れておいてくれます
ポットに入ったミネストローネスープとフランスパン
バターとくだものジュース
ピクニックにでかけていただくような感じが凄く良いです
部屋にはアウトドアーでつかうアルミのカップが壁にかけられていて
コーヒーを作ってそれで飲みます
コンサートまでの時間
袴田弁護団の笹森弁護士のインタビュー撮影に行きました
私は笹森先生のファンなので
この動画撮影中同席させて頂いてました
最後に
ファンなのでお目にかかりに来ました!
と申し上げると握手してくださいました
そして
雨の中コンサートホールへ
昨日と同じ着物
帯を替えました
コンサートマスターの彼女は向かって右側に写っています
このパネルには
今回オーディションを通った若者たちの
写真とコメント
がんばって!
バーンスタイン作「キャンディード序曲」
グリーク作「ピアノ協奏曲」
席のせいもあるかもしれませんが
リシエツキの演奏は昨日のほうがのびのびしていたような・・・
オーケストラは
全体的に頑張っているけれどパワーが足りない感じ
休憩
ショスタコーヴィッチ作「交響曲第5番」
このあと帰りの飛行機の時間の関係で
ショスタコービッチは途中退場となりました
ショスタコービッチでは、各楽器のマスターが参加
急に年齢ががっていて(おじいちゃんが増えた!)
びっくりしました
そしてやはり音色のツヤや音の種類の多さ、厚みなど
若者とは全く違うその実力を発揮してくれました
途中退場
地下鉄にのり札幌駅へ
コインロッカーに預けた荷物をピックップ
JRで新千歳空港へ
帰りはジェットスター
結構ぎりぎりに保安検査場へ
なんとか間に合い機上の人となりました
成田に到着したのは22:30くらい
ここから東京駅まで主人が運転
彼は関東で仕事のためここからは私一人で運転です
夜の高速
雨はやんでいましたが
のんびりしていたら夜が明ける時間になってしまうので
とにかく休憩しないで頑張って運転して帰りました
午前2時半無事帰宅
あっという間の二日間でした
疲れたけれど行ってこられてよかった
健康で元気があれば何でもできる(あ、お金も必要ですが)
と思いました
ウルバンスキからのメッセージがPMFのページに有りここに載せたかったのですが
無断転写禁止
ぜひ
ウルバンスキ 指揮者
で検索して見てください