7月2日
七十二候 雑記
今日から7月7日ぐらいまで
「半夏生（はんげしょうず）」
です
「半夏」という漢方薬にもなる植物が生える頃のこと
この植物カラスビシャクという方が一般的です
子供のころ天竜川沿いの桑畑にたくさん生えていました
葉を引っこ抜くと
途中におへそのような物がついていました
それを乾かしたものが漢方薬の「半夏」なのだそうです
これはいわゆるムカゴだそうです
懐かしくて見てみたいと思っていましたがもう実家でも
見当たらないようです
そうしていたら
京都の茶友さんがハーブと一緒に半夏もポットに入れてくれました
一年経って今年
なんと
花を咲かせてくれました
この蛇のような花（正式には萼？）が半夏です
しかしこれが出てきたのが５月中旬
早すぎでしょ！
と思っていましたが
次々と出てきて
最後のが「半夏生」になんとか間に合いました
匂坂三恵子さんの一輪挿しにさして
玄関に
「半夏生」という名前の植物は別なものです
いつも頂いて来る場所の「半夏生」は一回刈られてしまったのか？
これのみお化粧していました
葉が半分お化粧したように見えるから？
また
半夏生の頃にお化粧したようになるから？
花がドクダミのように房になっています
ドクダミ科ハンゲショウ属だそうです
雑記は農作業の目安になるような暦となっているそうです
半夏生までには「田植え」を終えること！
だそうです
そして
半夏生の頃には「半夏雨」とよばれる大雨が降るそうです
まさに昨日の新幹線を止めた雨が
半夏雨だったんですね！！
実は実家の父
梅雨のせいか体調をくずしまた精神的に落ち込みが来たようです
おととい早朝母より電話
「お父さんの調子が良くなくてね、会いに来られる？」
とのこと
電話を父に代わってもらうと
弱々しい暗ーい声で
「もしもし、死ぬ前にメグの顔を見たい」
と言われました
ちょうどその日
コロナ罹患の可能性があり自室にこもっていたので
「コロナかもしれないから今日は行けないよ。ごめんね。
日曜日にいくからそれまで頑張って！」
というやりとりがあり
約束の日曜日まず朝携帯に電話
すると
息子（私の弟）と間違えるくらい若々しく元気な声で
「もしもし！！」
と父
良かった
「お昼くらいに到着するけどお昼ごはん外食行けそう？」
「ああ、行けるよ！！」
普通に戻ってました
安心して実家へいき
両親と主人と私の四人で
近くのイタリアンへ
九〇歳のおじいちゃんなので
キッズプレートのハンバーグをメインにしてくださいませんか？
料金は大人分出しますので
と
お願いしてみます
九〇歳には見えませんね！
とびっくりされながら
OK
出ました
スマホにメニューをメモしたりすっかり元通り
「しぬしぬ詐欺じゃん」
と
心のなかで笑いました
車で二時間弱
用事がなければすぐにいけるから
おやつの時間には
父の妹たち（私のおばさんたち）もやってきて
楽しい時間となりました
老人性の躁鬱なのではないかと思います
薬を飲んだら気分が全く変わった！
といっていましたし・・・
趣味のゴルフを教えて。
そして
コースに連れて行って！
と頼みました
よし！いいぞ！！
と父
五〇肩がましになったらゴルフデビューします
一月ほど前実家に行った日
田植え
が
終わっていました
その稲が一月たって
しっかり根付いていました
オタマジャクシも泳いでいます
草も生えておらず
ちゃんと管理できています
お父さん
頑張ってるじゃん！
とは言いませんでしたが・・・
雑記「半夏生」の期間は
農作業をしないようにという戒めがあります
田植えで疲れた体を休める目的があったのでは
と書かれているのを見ました
関西では稲の根がしっかり張るように
半夏生にはタコ
を食べると広告に書いてありました
浜松でもタコを一押ししています（笑）
昔実家では
木の芽味噌の五平餅を食べました
田植えご苦労さまということで・・・
元気になったのに
来てもらってわるかったなー
と
父がいうので
じゃあ、次は土用の丑のうなぎをごちそうしてーーーーー！
とおねだり
おばさんたちも一緒にみんなで行くことを約束しました
楽しみがあれば
父もそのために精神的に落ち込まず過ごしてくれるのではと期待しています
九〇歳
という年を考えるとしかたなですが
生きている間にたくさん会って
元気な姿を見せてほしいです
また
しぬしぬ詐欺
の
電話がかかってきたとしても
ちゃんと行くからね