先日の研究会のこと

 

午前中に茶カブキをして

ランチタイム

 

先生がお昼のご用意をくださいました

感激チュー

 

そのあと

お薄

 

 

松華堂の浮島

 

春の景色がお菓子で表されています

美しいです

 

さらに

お・い・し・いラブ

 

飲食タイム終わり

いよいよ

回り炭

 

私はお詰め

といっても特にやることはないようです

 

定本

茶の湯表千家

 

によると

 

回り炭とは

客と亭主が代わる代わる炭を炉中についで、

炭のけいこをするとともに

炭の置き方の変化を見、

同時に炭のつぎ方の修練をするための式法である

 

準備が大変そう!!

 

半田(はんだ)が二つ

半田は水屋道具だそうです

水屋の棚の向かって右側の三段目に長火箸といっしょに入っているそうですびっくり

 

半田は

 炉や風炉の灰を取り入れたり

下火を上げたりするのに用いる

大振りで小さな三つ足の付いた灰器のこと

 

というわけで

本当は日々の茶にも

この半田を使って炭の準備をするそうです

びっくり

 

 

 

『茶道筌蹄』

半田 和泉半田焼を楽にて写したるゆへ半田と云ふ、

昔は大炮烙をもちゆ、

是は底取ホウラクと云ふ、

長二郎などに大炮烙あるは皆底取なり、

イロリにもちゆる半田は二つ共素焼なり、

薬かヽりは好み者にあらず、

小の方薬かヽりは風炉の半田也、

善五郎作黒に金入了々斎好み

とあるそうです

 

 

2つの半田

大きなものと

少しだけちいさなもの

その両方にぬれ灰がたっぷりはいっています

 

底取

長火箸

 

それに加えて

いつもの炭斗籠(枝炭だけ二本立を一本余計に計三本)

香合のお香は5つ

 

後炭のときと同じように

水次やかんに竹蓋置を掛けたもの(茶巾は水を含ませて)

 

ぬれ灰をつくらなければ

とうていまにあわない量のぬれ灰がいることがわかりました

 

が大事だということが一層身にしみます

 

亭主の仕事として

まず

巴半田(ともえはんだ)

筋半田

の準備があります

 

大きな半田のぬれ灰を

底取を使って

左巴(ひだりともえ)

に形をつくります

 

この

えぐれた部分に煽った炭を入れていくようです

 

写真は順番にやってみたうちの

お仲間のお一人がつくられたもの

 

難しかったです

 

筋半田

平らにならしたぬれ灰の真ん中に

長火箸を渡し

それを定規のように使って

もう一本の長火箸で線をつけます

 

真ん中

その線と上の縁までの間に一本

その線と下の縁までの間に一本

 

というように半分半分で計7本引きました

 

 

いよいよ回り炭

 

亭主

炭点前の要領で釜を上げるところまでいったら

炭斗を移動して

巴半田をもちだして

炭を全部あげます

 

このあと長火箸で炉の灰の山を灰をまく順に崩していき

平らにして

もう一度灰の山をつくります

 

まさに

炉中の灰の山をつくるという

常の部分を皆の前でやるということ!!

 

なかなか見る機会がありません

お稽古の炭点前だけでは

ここまで教えてもらうことはなく

衝撃

でした

 

いかに自分がいい加減にやっていたかということも

わかりました

ガーン

 

 

そして

準備が整い

順番に炭をついでいきます

 

回り花

のように

全部取り上げて

入れ直しても良いし

パスしてもよい

ということは応用でした

 

炭のつぎ方の手がよくわかりました

そして

普段の炭点前ではやらない

二つ炭を挟んでつぐ

とか

みたこともない形に置く

とか

 

楽しかったです

 

見ているだけの時は

せっかく入れた炭を全部あげてしまってまた入れるなどというのは

賽の河原に石を積む

みたいな虚しさを感じましたが

やってみると

もっと積極的に参加できることでした

 

お仲間がいて

お道具をお持ちで

よくわかっていらっしゃる先生の元だからこそ

回り炭

 

感謝の日でした