1月10日

遊菴さんの「十日茶会」でした

 

なんと

今回で最後だとお聞きして

参加しました

 

いつまでもあると思うな親と十日茶会びっくり

 

十日茶会は遊菴さんの誕生日が一月一〇日なので毎月10日に行ったそうです

 

一年やってきて

必要なお道具も確認できたし

予想以上のご縁がつながって

面白いことができた

 

還暦

 

境にリセットすることに決められたようです

 

惜しむ声が多く上がっていました

お客様は20名以上だったのではないでしょうか!?

 

お茶を習っている人

ばかりでなく

作家さんや

お茶は習っていないけれどご縁ある方

いろいろな方が集まるのが

遊菴さんの魅力ですラブ

 

還暦のお祝

ですから

色無地一つ紋

 

源氏香の袋帯

というあらたまった出で立ちでうかがいました

 

遠方なので早めに伺いますと

仮名文字の先生だけがいらっしゃいました

仮名文字教室では

源氏物語

を読んでいるので

「源氏香の帯ですね」

と声をかけてくださいました

 

仮名文字の先生と初めてお会いしたのも

「十日茶会」

でのことだったなーニコニコ

 

早く行った私に

遊菴さん

「広間のお点前をしてくれる?だんだんに交代しながら」

とおっしゃいました

 

この日は

小間で遊菴さんが3人ずつ主菓子で接待し

残りの人は広間でわいわい

好みの干菓子を取り合ってお薄を頂いてくださいスター

とのことでした

 

光栄です

がんばります

 

玄関には

「蓬莱山」

 

おもしろ可愛い目がハート

土人形

うさぎたち

 

この作品を作られた作家さん

田中泉さん

来られていました

 

寄付

には煙草盆

青竹の灰吹

茄子のタバコ入れ

 

一富士、二鷹、三茄子ですね

 

きっと

鷹も富士もどこかにいるはずですウインク

本当にちゃんと刻み煙草がはいっていました

(当たり前ですね)

 

ただ

火がついていなかったので

吸えません(笑)

 

一緒に拝見していた男性が

煙管は長いほうがかっこいい

葉を詰めて一回吸ったら

すぐにポンと灰吹に捨てるんだよ

 

と教えてくださいました

 

 

 

広間のお軸

 

小学生のお客様が

「松、寿司、千・・・」

と文字を読んでいて

寿司の「寿」って・・・笑い泣き

笑えました

 

「松寿千年翠」

(しょうじゅせんねんのみどり)

 

松は長い間緑色を保っている

 

という意味から

おめでたいお正月そして長寿のお祝いの席にかけることが多いです

 

この日は両方ですね!

 

さらに

横のお軸にした理由も教えて下さいました

 

お客様が大勢座られる

当然床の前にも

すると

一行だと下の方が読めなくなるから

にしたのだそうです

 

なるほど~おねがい

 

棚 紹鴎棚

水指 万寿(ます)水指 

四角い口→枡→万寿

おめでたいですねー

伊万里焼のような

白地に色彩豊かに龍が描かれています

水の中をゆらゆらと龍が泳いでいるみたい

お客様がおっしゃっていました

 

 

炉縁 真塗 青海波

釜 松の地紋で鐶付が松ぼっくり

 

 棗 大棗 真塗 凡鳥棗 藤森庸軒好

大勢のお客様用に大きな棗です

 

凡鳥棗なのに

「凡天棗!」と言っていましたガーンガーンガーンガーン

それなのに

「この2つの漢字を合わせると

鳳(おおとり)

になるので

鳳凰がとまるという桐の蒔絵です」

とかしゃあしゃあと言っていて

途中から

なんかおかしいぞ!

鳳にはならない!

と気が付きましたが・・・

凡鳥(ぼんちょう)

の言葉が出たのが帰りの車の中でしたガーン

 

蓋置は赤地に金の文字

華甲

という蓋置だったような・・・

 

箱を見せて頂いていたのに

紹鴎棚

では蓋置をしまってしまうので

聞かれもせずまた説明もせず

申し訳ないことでした絶望

 

お茶碗はずべて違ういろいろなものを順番にお出しします

 

お茶碗を出す順番は私に任せられましたので

 

 宮川香せつ の  「松唐草」

 

にしました

 

口つくりが円でなくゆるい三角っぽくなっていて

金の松唐草

茶と翠の釉薬がかけ分けられています

 

他にも

中村翠嵐 紫交趾 菊桐唐草

干支の茶碗

いろいろ目がハート目がハート目がハート目がハート目がハート

 

湯が足りなくなるので

適宜水を水指から足しながら五客まで点てたところで

交代していただきました

 

大勢のお客様の前でのお点前でしたが

そのことよりも

点前に集中してできたことがよかったです

 

空いている場所に座らせていただくと

隣の方が

「きれいなお点前でした!」

と褒めてくださったので

嬉しかったです

 

 

残り福

 

のお干菓子

 

さあ、問題です

私はどれを頂いたでしょうか?

 

 

 

この後もお点前と水屋を交代しながら

全員が飲み終わり

 

最後に小間へ入れていただきました

 

一緒に入られるお客様

 

にじり口が狭い

 

そういえば

最初に入った小学生が

 

頭ぶったー

痛いー爆笑

 

と叫ぶ声が聞こえていましたっけ笑い泣き

 

 

軸 「柳色新」扇面

 

花 つばき・梅

花入 青磁

 

 

残り福

 

大盛況のお客様で

百合根きんとん

一つになってしまったそうです

 

そこで

ふたりで半分こ

更に

棹菓子

もいただきました

 

ラッキーですチュー

 

炉縁 が わびています

釜 西村道也  宮﨑寒雉びっくり

 

水指 手桶水指 真斎塗

吉田家十職の一人だとお聞きしたような・・・

 

そして

このお茶碗

金の卵

ならぬ

 

還暦の自祝で購入されたというもの

 

安藤政信さんから直接購入されたものだそうです

 

茶陶の茶碗を誂えるガラでもないでしょ?

遊菴さんが笑いながらおっしゃり

現代美術作家の安藤さんが

Tea boul

としてアメリカのギャラリーに出す前の作品群の中から

選ばれたものだそうです

 

もう一つ

真っ白い半筒がたの茶碗も一緒に手に入れられたそうで

 

こちらは

真っ白からのスタート

そして

金の卵

だよ

という気持ちなのでしょうか?

 

他にも

光悦の「富士山写」の茶碗もありました

 

 

あ!

建水が餌畚=鷹

これで

めでたい3つ

富士・鷹・茄子

がそろいました

 

広間にもどると

遊菴さんを囲んでプレゼント大会

脇床

早速兎のお雛様のプレゼントが飾られました

 

素敵な時間

お祝いさせていただいたこと

とてもうれしかったです

 

十日茶会がなくなるのはとても寂しいですが

また

なにかのイベントをやってくださることと期待しています