仕舞のお稽古のため上洛するタイミングと
こちらの展覧会が会い
行くことができました
京都御所のすぐ近く(とらやさんも近く)にある
「有斐斎 弘道館」
という由緒ある場所で開催されていました
江戸中期、皆川淇園のもとに三千人の門弟が集ったといわれる弘道館。
その志を継ぎ
今この場所が残されこの建物が残されています
イトヲカシ
石蕗が見頃です
『枕草子』
清少納言によって書かれた平安時代の随筆です
軽快な筆致で
清少納言の才能が爆発した文章
が
現代の私にも響きます
特に
「ものづくし」
と呼ばれる章段は本当に面白いです
たとえば
「可愛らしいもの」について書かれた章段
うつくしきもの。
瓜にかきたるちごの顔。
すずめの子の、ねず鳴きするに踊り来る。
二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひくる道に、
いと小さきちりのありけるを目ざとに見つけて、
いとをかしげなる指にとらへて、
大人などに見せたる。
いとうつくし。
頭は尼そぎなるちごの、目に髪のおほへるをかきはやらで、
うちかたぶきててものなど見たるも、うつくし。
この枕草子からインスピレーションをうけて作られた
和菓子の展示が今回の催しです
「春はあけぼの」
やうやう白くなりゆく山ぎは・・・
夏はよる・・・
月のいとあかきに川を渡れば、牛の歩むままに水晶などのわれたるやうに、
水の散りたるこそをかしけれ
みな人の花や蝶やといそぐ日も わが心をば君ぞ知りける
この紙の端をひき破(や)らせたまひて書かせたまへる、いとめでたし
例ならず仰せ言などもなくて、
日頃になれば、心細くて打ちながむる程に、
長女(おさめ)、文を持て来たり
「御前(おまえ)より左京の君して、忍びて賜はせたりつる」と言ひて、こゝにてさへひき忍ぶもあまりなり
人づての仰せ言にはあらぬなんめりと、
胸つぶれて開けたれば、紙には物も書かせ給はず、山吹の花びらたゞ一つを包ませ給へり
それに「言はで思ふぞ」と書かせ給へる ・・・
この菓子の名前が梔子(くちなし)
枕草子の上記の部分からとられた菓子の銘です
山吹であることには、隠された意味があり
いわゆる山吹色は梔子の実で染められる色で、
梔子はその音から「口無し」と理解されていました
つまり「言葉には出して言わない」ことを色でも表しているのです
このような梔子のことは
平安時代の和歌を詠む程の人になら
誰もが知っていることだそうですが
咄嗟に梔子色の花を添えることを思い付いた定子の機知と
それを即座に理解する清少納言だからこそ成り立つことだそうです
言わないけど
あなたのことを思っていますよ
という中宮定子から
清少納言へのラブレターですね![]()
こちら
4歳の子が考えたデザインだそうです
月明かりを
形で表現されていて
びっくりです
うぐいす
薯預まんじゅうでできているところが可愛いです
このような展示です
美しい
たくさんの菓子は公募したものだそうです
和菓子
の
銘と見た目の美しさ
に注目した展示でした
つづく














