宿は「木綿街道」の一角にあるので
このあらりの散策マップをいただきました
手書きで可愛いイラストつき
こういうのが大好きです
自分でも作りたいくらい
これを見ながら散策
瓦に恵比寿様の顔
風情がある街並み
木綿街道なので
木綿の実
が飾られています
100年近く前に設置されたポスト
無人の絵はがき屋さん
かけだし
通りから船川におりたところにある小さな桟橋
このかけだしに帆船や蒸気船が着岸し
荷物の上げ下げが行われていた場所
木綿の集積場ですから
船が重要な交通機関だったのですねー
持田醤油店
お醤油の薫りがします
宿でも使われていてお土産に購入しました
来間屋生姜糖
突き当りには神社
縁切り神社の
宇美神社
縁結びの出雲にある「縁切り神社」悪縁を切ってから
良縁を結びましょう
この境内には
「一式飾り」
というものがあるそうです
なんでしょう?
灯籠の中にかわいいものがいらっしゃいます
こっちにも
ここにも
こちらにも
どうもこれらが
「一式飾り」
のようです
陶器でつくられた人形ですね
平田一式飾り
の歴史
江戸時代 宝暦2年
平田の町で伝染病が流行。平田天満宮の紙主の夢に天神から
御神幸(おたび)を行えば悪疫が退散するとのお告げがあり
翌年から御神幸がはじまった
お神輿に神様を乗せて移動する神事のことのようです
江戸時代 寛政5年
寺町の表具師が平田天神の御神幸が恒例となるよう祈願し
それがかなったお礼として
獅子でつくった御神幸を迎えいっしょに
茶道具一式の「大黒天」を作ったそうで
これが「一式飾り」の始まり
なんと
茶道具!
何となく私が気になったのにはそんなご縁が
明治時代
いろいろな材料で一式飾りが作られるようになった
茶器
陶器
仏具
金物
の順で多く使われた
各町内で一式飾りを作ってかざる
現在
製作者が高齢となり
高校や小中学生の授業などでも伝統を受け継ぐように
ワークショップ
なども行われるようになっている
一式飾り
は
生活用具でつくることが決まっています
ここがとても面白いとおもいます
ただし
一種類の材料でつくる
穴を開けたり
変形させたり
着色したり
してはいけない
という決まりがあります
日常的な場面でつかわている生活道具が
組み合わされて別ななにかに変身する
「見立て」
が面白い!!のだそうです
浜松から遠いこのような場所の文化に出会えて
とても興味深いです
神社で一式飾りに夢中になっていると
どこからか美しい鳴き声が聞こえてきました
さがすと屋根に
イソヒヨドリ(雄)
その声とともに記憶に残るいことでしょう