世界遺産

知床まで来ました

 

キャンプが続きます

 

ウトロには国設知床野営場がありそのバンガローが借りられました

「昨日キャンセルが出てね、ラッキーだったね!」

と予約の電話で言われました

 

夕日が沈むのがバンガローの前から見えます

バイオトイレもすぐ近くです

おがくずをつかってバイオの力で分解するというトイレです

使用後「運転」スイッチを押すとおがくずと排泄物が混ぜられます

分解して発酵?またはその逆?

よくわかりませんがトイレが熱を発していて温かいびっくり

 

ウォッシュレットに慣れている現代人には

ちょっときついトイレです

臭いもキツイ

昔のトイレの消臭剤のような目が痛くなるような強烈な臭い

 

でもこれが普通のこと

トイレは臭いものだということを思い出しました爆  笑

 

見にくいですがトイレに貼ってありました

 

人間の食べ物をヒグマに与えたばかりに

人=美味しいもの

と覚えたヒグマが人を恐れなくなり

結局射殺せざるを得なかった

 

という内容でした

中国語

英語

でも書かれていました

 

ヒグマ生息地に私達人間が生活するようになった

ということを思い出しました

 

 

人間が分をわきまえて行動する必要があります

キャンプ場のまわりにはこのような柵が作られておりヒグマが入ってこられないようになっています

しかし

海側に柵はなく人が食べ物を放置しておくとその匂いにつられて

キャンプ地にやってくるかもしれないくまくまくま

 

そんな場所です

 

利尻島の名水で野点

バンガローにはテラスが付いています

そこでやりました

湯がわく間にお菓子を

 

白樺羊羹

白樺ならぬ岳樺を見ながら

 

もう抹茶がおわりそうです

これが最後の野点になるかもう一回できるか?

 

立って茶筅を振るのは難しいです

 

朝の湧水点て

 

自然に感謝

 

湧水??

お茶の味が変わったようには感じませんでした笑い泣き

残念です

茶筅通しの実用的意味を感じながら

茶筅と茶盌を清めます

 

 

あれ?

 

林の向こうに茶色い物が動いていました

近づいていくとエゾシカです

朝ごはんを食べに来ているようです

全然逃げません

 

鹿の餌場に私が来させてもらってるんですね

という気持ちになります

 

そのまま散策路を早朝散歩

ウトロ港を見下ろす場所にキャンプ場はあります

 

大きな蕗(ラワンブキ? 螺湾蕗?)

 

きれいなきのこ

ミヤマカラスアゲハ

ウラギンヒョウモン

 

 

散策路の行き止まりの場所でまた動物に会いました

二匹のキタキツネです

猫や犬たちのように

じゃれ合ってあそんでいます

 

私が見ていてもお構いなし

親子のように見えました

 

ここでも彼らの生息場所に私が来させてもらってるんだと思いました

 

 

ここでは水が貴重です

 

バーベキューをしましたが

皿は水で濯ぎ紙で拭く方法をとりました

こうするとかけ流してあらうより水が少なくてすみます

紙で拭きながら

「あれ?これは懐石の時の作法と同じだぞ!」

と思いました

 

座敷から出てみて感じる

お茶の世界です

 

近くに

オシンコシンの滝

という場所がありました

 

 

音と色と水しぶき

 

床に掛けられる「瀧」の文字を見て

涼しく感じるためには

この実物を知らないと駄目なんじゃないかな?

と思いました

 

 

 

 

キャンプ場では風呂が心配事です

 

知床峠を通り羅臼町へ行く途中に

「熊の湯」という無料の温泉があります

24時間やっていて町民の方々が維持管理してくださっているようです

バーベキューのあとなので髪を洗いたい

でも

ドライヤーがない

(露天風呂なので当たり前なんですが・・・)

よって洗髪は諦めました

 

風呂に入る

シャワーを浴びる

まいにちシャンプー

 

などというふつうのことが

普通でなくなるのがキャンプの良いところでもあり不便なとことでもあり・・・

 

脱衣所には虫がきて

キャーキャー騒ぐ女の子がいました

自然のことだからしょうがないねー

虫の生活圏内に明かりをともして湯をためてるんだから・・・

 

満天の星空を見ながら

薄い硫黄泉の湯に入ってホッとしました

 

流れ星を見ました

次の流れ星にお願いすることを考えました

すばやく言う練習をしていると主人が

「え?又流れ星?」

「いやいや練習中です」

といいながら

 

幸せを感じました

 

自然の中に生きているちっぽけな人間

ということを忘れずにいたい

と思いました