新暦7月7日

あちこちで七夕飾りの様子を見るのですが

 

私は旧暦で行事をしたいので、なんだか変な感じです

 

今日は旧暦5月28日です

まだ梅雨の真っ只中です

 

当然

天の川は見えません

また

「七夕」は秋の季語です

 

ですから今日が七夕と言われても・・・

というのが本音です笑い泣き

 

 

 

子供の頃の七夕は七夕

月遅れで祝っていました

新暦8月7日ですね!

 

長野県は農家が多かった関係でか

月遅れで行事をしていました

 

ひな祭りは新暦4月3日雛人形

端午の節句は新暦6月5日カブト

七夕は新暦8月7日

お盆は新暦8月15日風鈴

 

とほぼ一月遅れでした

 

 

ということで我が家では七夕関係は何もしない7月7日です

 

 

昨年から気になっていたことがあるので書いておこう思います

 

梶の葉

 

です

 

 

 

こちらに七夕にはもともと梶の葉に願い事を書いて

笹に結んでいたことが書かれています

 

私のウォーキングコースには様々な植物が有るのですが

梶の葉?

と思しきものもあります

 

昨年から気になっていました

 

しかし

「梶の葉」によくにている「桑の葉」もあります

 

どちらも大木になりますし

葉の形もよく似ています

 

自称 植物オタク

としては

これが見分けられなくては!

と思っています

 

 

 

 

こちらが梶

 

こちらが桑

 

やっぱりよく似ています

 

葉を採ってきて

盥に浮かべてみました

 

それぞれ

2枚ずつ浮かべています

 

違いは?

 

こちらは

桑の葉

です

 

こちらは

梶の葉

です

 

違うところ

は茎です

 

桑の葉は黄緑色をしていますが

梶の葉は茶色です

 

さらに

桑の葉よりも梶の葉のほうが切れ込み具合が鋭いです

 

また、手折るったときの匂いが違いました

梶の葉は独特のどちらかといえば臭いです

 

 

 

梶の葉には七夕の日に

文字が上達するように

という願い事を書いたそうです

 

そういえば子供の頃は

祖母が

七夕の朝、里芋の葉に溜まった朝露を集めてくれて

硯に入れてその露で墨をすった記憶があります

そして

その墨で短冊に願い事を書きました

 

大正元年生まれの祖母からは

古いしきたりを教えてもらったなーと感謝しています

 

 

植物学の分類から見てみると

 

梶の葉

バラ目・クワ科・コウゾ属

 

 

桑の葉

バラ目・クワ科・クワ属

 
    ということで似ているけれど違っていました


梶の木の樹皮はコウゾと同様に製紙用の繊維原料とされたそうです
中国の伝統紙である画仙紙は主に「梶の木」から作られていろるそうです
だから
葉っぱに直接文字を書いたのでしょうね!


書いてみました

結果
「桑の葉」に書くほうが書きやすいポーン
   

「梶の葉」には願い事を書きました

     
    最近とみに文字が汚くなっていますショボーン

七夕は織姫つながりから
機織り
ダウン
絹織物
ダウン

ダウン
桑の葉

というつながりがあるので
お茶の道具組に
桑小卓
を使うこともあります

桑は
お蚕様
といって大事にされた虫を育てる葉であるし
文字
とは関係がない葉なので
書きやすくても七夕には採用されなかったのではないかと思いました