昨日の「お茶事に行こう」でご一緒させていただいた

お客様にミャンマーで10年タイで2年過ごされて

(医療関係のボランティア?)

コロナで帰国されたという方がいらしゃいました

 

懐石が始まるまで

自己紹介でも

ということになりそのお話をお聞きしました

 

彼がおっしゃる中で興味深かったのが

 

「ミャンマーに行って茶の湯のことがわかった!」

というお話でした

 

茶事の早朝

名水を汲みに行く

っていうのがあるでしょ?

あの意味がわかりましたよ!

 

とおっしゃるのです

 

 

ミャンマーでは医者が手を洗う水でさえも

泥の混じった川の水だそうです

髪を洗うのもそう

とにかくきれいな安全な水が手に入らないそうです

医療処置がうまく行っても感染症でなくなる方が多いのだとか

 

きれいな水を手に入れるにはどうするか?

多いなコンクリート製の水槽に水を貯める

早朝の水は汚いものは下に沈み

上の方にはきれいな水がある

そうやってきれいな水を手に入れるそうです

 

水道を捻ればきれいな水がすぐ手に入る日本にいると

あまりわからないことですが

清浄な水が手に入ることは世界の中で見ると

ありがたいことなんですよ

 

昔の茶の湯でも

きれいな水がかんたんには手に入らなかった

だから

わざわざ朝一番のきれいな湧水を汲み

茶の湯に使ったのだと思う

 

ということでした

 

また

茶巾の存在

きれいに洗った茶盌をいちいち席中で洗い

茶巾で拭く

あの動作もミャンマーでわかりました

 

ミャンマーの汚れた水で洗った茶盌はそれだけでは汚い

だから布で拭き取るのだそうです

 

同様の意味が

茶巾で拭くという動作にはあるのだと思いますよ

 

とのことでした

 

 

へーーーーーー!!!

 

水の重要性は感じていましたし

水指の水は上の方から掬う

という理由も

上水のきれいな部分を

ということも習いましたが

 

名水点て

も同じような意味があったのかな

と実感を伴ったお話を聞いて思いました

 

そこで

近くの湧き水を汲んできました

 

 

 

 

引佐町の伊平

257号線沿いに湧き水を汲める場所があります

 

伊平湧水汲場

帰省する折によく通った道なのですが

よるのは初めて

 

 

汲みやすくなっていました

ちゃんと管理してくださる方が入るようです

 

今は水道の水やペットボトルの水のほうが

なんとなく安心です

とりあえず一晩置いてから使ってみようと思います