多種多様な固有種が生息するガラパゴスですが、見るべき動物の一位はなんといってもガラパゴス・ゾウガメ!




体長は1メートルを超え、
平均寿命はなんと190歳!
移動のスピードは遅く、1時間に300メートルほどしかできないそう。
また食事を摂るとそれを消化するのに半日以上かかるそうです。

これを聞いて、めちゃくちゃ暇なんじゃないか?と思ってしまいました。

でもゾウガメの心拍数は1分間に6〜8しかないらしく(人間の1/10くらいですね)そう考えるとゾウガメなりにめっちゃ忙しい日々を送ってるのかもしれないと思いました笑




ダーウィンの名言とされている言葉に、こんな言葉があります。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。生き残ることが出来るのは、変化できる者である」

(ちなみにこれは厳密にいうとダーウィンが直接、発したものではなく「種の起源」からそう読み取れる、というものらしい)

昔、この言葉を聞いたとき、私はとても衝撃を受けました。

なぜなら当時の私は、もっと強くなることを目指していたし、もっと賢くなることを目指していたし、それこそが生き残るための道だと信じていたからです。

それは学校教育の成果だったんだと思います。学力で競わせ、体育で競わせ、一番になることを目指すので。

しかしかなり強いはずのトラは絶滅の危機に陥っているし、弱いはずの小動物や昆虫は増え続けています。

つまり自然界の本質は実は「弱肉強食」ではない。

強いものでも賢いものでもなく、適応したものが残るのです。

そして適応の方法はいくらでもあり、ゾウガメのようにめちゃくちゃ省エネな生き方も、立派な生存戦略の一つです。

これって、そのまま社会にも適用できると思いませんか?

会社にはリーダーシップを取る人もいれば、のんびり働く人もいます。

しかし個体としての特徴が違う以上、生存戦略も違って当たり前。

どちらが優れているということもどちらが劣っているということもないのです。

このことに気がついた時、私の中での人間に対する見方が変わりました。

それまでは、優れている人だけが素晴らしいと思っていたし、そうじゃない人はダメだと思っていました。

それこそ子供や老人や障害者など、一般的に弱者とされている人たちを下に見ているところがありました。

でもそうじゃない。

昨日も書いたように、人間を含む生物というのは、個の幸せよりも全体としての繁栄を目指します。

そして社会が弱肉強食ではなく適所生存であり、また未来は誰にも読めないからこそ「一番強い社会」というのは多種多様なバラエティに富んだ個体を有し、全員が生存していける社会です。

皆が画一的な「優れた人材」を目指すよりも、個々の性質に応じた「生存戦略」をそれぞれが追求していて極めていくことの方が、コミュニティ全体としては遥かに強くなる。

私は普段、女性のコミュニティを運営していますが、私のコミュニティのモットーは「なんでもあり」です。

そうしている理由の一つが実はこれなので、ガラパゴスで色々な生き方をしている生物を見て、答え合わせができたような気がしました。

私たちはつい、人と自分を比べて落ち込んだり見下したりしてしまいます。
でも全員、それぞれの生き方があるだけで、実は全員がそのままで必要な存在。

ビジネス強者もバリキャリ会社員もセレブ主婦もニートも、そして10代でも60代でも、それぞれの生存戦略を極めて、自分が幸せに感じるそれぞれの生き方で、一緒に楽しく生きていく。

まだまだ規模は小さいものの、自分の世界で実現できつつあることに、改めて喜びを感じました。

ガラパゴス諸島で出会った色々な動植物。

幸せそうなアシカや、とても綺麗なグンカンドリ、野生のペンギンや、巨大なイグアナにゾウガメ・・・




ここに書ききれないほどの出会いがありましたが、特に生物としての生き方について色々なことを学ばせてもらいました。

あえて一番の思い出が何か?と聞かれたら、アシカと一緒に泳いだこと!




あれは本当に最高の経験でした。

というわけで、これからはキトに戻って一泊したのち、飛行機で今度はブラジルに向かいます。




ブラジルでは憧れのサンバカーニバルを見たり、まさかのサンバカーニバルに出演もする予定なので、楽しみです😍

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