9月に観光ビザが解禁されたばかりの、サウジアラビアへ行ってきましたーーー!!!

 

 

行く前は、なんだか怖いイメージだったサウジ。

 

でも実際に行ってみたら、食べ物は美味しいし、人は優しいし、街全体がとにかくゆったり豊かな空気で、

 

思っていたよりも、かなりかなり素敵なところだった!!!

 

 

ガイドブックにもほとんど情報がないということもあり、現地ではサウジアラビアに2年駐在していた「元・砂の国の駐妻ちえ」ちゃんに案内してもらいました!!!

 

駐在妻としての子育て奮闘記が面白い、ちえちゃんのブログはこちら↓

子育てもパートナーシップも自分らしさ全開カスタマイズ♡~世界中どこにいてもHAPPY家族運営 by 砂漠の駐妻~

 

 

サウジといえばメッカですが、そこは基本ムスリムじゃないと入れないのと、今回訪れた、ちえちゃんの住むアルコバールという都市とは距離的にも離れてたので行けなかったんだけども・・・

 

逆に観光客というものが自分以外におそらく一人もいないであろう土地で、サウジアラビア人の日常生活をたくさん体感できたので、これはこれで面白かった!!!!

 

しかし、観光ビザは解禁されたとはいえ、女性はまだ一人でタクシーに乗ったり、ホテルに泊まったりするのは難しいということもあり、ホントちえちゃんがいなければ100%無理だった今回の旅行。

 

旅行記はVlog風にしてみましたので、ぜひ見てみてね〜!!!!

 

 

 

ところで、サウジ人といえば基本的に男性はこの白い服(トーブ)、女性はこの黒い服(アバヤ)を着ているわけなんですが・・・

 

 

サウジアラビアでは、驚くべきことに、街中で働いているサウジ人をほとんど見なかったんですね。

 

公務員系や、国営に近いような石油関係の仕事などでは、サウジアラビア人もたくさん働いているらしいですが。

 

私自身は、空港内の入出国エリアの他には、めっちゃラグジュアリーな画廊くらいでしか働いているサウジ人を見かけなかった。

 

それ以外でサウジ人を見かけたのは、男性も女性も、スーパーマーケットやモール内で優雅に買い物をする姿や、カフェやレストランで集まってお茶やランチしたり、おしゃべりしたり、公園でくつろいでる姿くらいで、

 

街中のお店やレストラン、タクシードライバー、工事業者、ガードマンなどなど、街で一般的に見かける「働いている人々」は、ほとんど全員、インドやフィリピンをはじめとする諸外国からの移民の人たち。

 

私が特に富裕層向けの場所にたくさん連れて行ってもらったから、ってこともあると思うけど、サウジ人は誰もが平日からのんびり過ごしていて、なんだかめちゃくちゃ優雅でしたw

 

 

私、行く前はサウジってめちゃくちゃ宗教とか戒律が厳しくて、自由がない・厳しい国だと勝手に思い込んでたんです。

 

特に女性にとってはね。

 

女性は全員、黒いマントのようなアバヤと、頭を覆うヒジャブの着用が義務付けられていたり

(観光ビザの解禁でイスラム以外の女性の着用は義務ではなくなったけど、アバヤ着てない女性なんて一人もいないので脱ぐ勇気はなかったw)

 

去年まで女性は運転免許の取得もできなかったり(車がないと買い物にも行けない場所なのに)

 

家族以外の男性と会話したり、一緒の空間で過ごすことは基本的にできないため、

 

レストランやお店でも女性が入れるエリアは限定されていて、入れないお店もあったり。

 

そんなわけで外での仕事も、女性はほとんどできないという感じで(外務省などには女性だけが働く建物もあるらしい)

 

なんの自由も権利もないんだな〜・・・なんて、思い込んでいたんです。

 

 

でもサウジに行って思ったのは、多分そもそも、そういうの誰も求めてないっぽいというかw

 

女性は守られている、大切にされている。って感じなんですよね。

 

 

そもそも男性ですら、強制じゃないのにやっぱり大半の人は民族衣装を身にまとっており、

 

自分で運転したり、外で働いたりしてないわけで、

 

それは強制というよりも、自分たちの誇りとしてそうしてるんだろうな、と。

 

感覚としては、平安時代の貴族に近いようなものを、サウジ人に感じました。

 

 

平安時代の貴族も、きっと平民とは全く違う服装やライフスタイルを送ってたわけだけど、

 

それは制限されてるというよりも、貴族としての誇りから、自ら好き好んでそうしているだけであって。

 

労働なんて貴族のすることじゃないし、自分たちは優雅に美しい服装で、お茶を飲んだり書を嗜んでよう。

 

みたいな感じじゃないですか、多分。

 

 

日本は労働や勤勉が美徳とされている国だし、移民への反対運動やメイド文化の定着しなさからもわかるように、

 

「働かざる者、食うべからず」

 

信仰が、めちゃくちゃ強い国なんですよね。

 

大人は全員どこかの組織やら家庭内やらで、仕事に家事に育児に、とにかく真面目に働くことが良しとされる。

 

 

でもサウジのような国って、大げさにいえば

 

「働かないほうが豊か」

 

っていう価値観が、根底にある国。

 

だから働かなくても、誰にも文句いわれないというか・・・もはや普通?っていう・・・。

 

 

これって、実はすごいことだと思いません???

 

日本で生まれ育った私たちって、自分の頭で考えるでもなく、労働=善 って教え込まれているけれど。

 

 

実は世界に目を向けてみると、別に真面目に働くことが良しとされない国が、世界には、というか同じアジア内でも、たくさん存在してるんですよね。

 

石油が出る中東だけに限らず、東南アジアや中国など、メイド文化があったり貧富の差が激しい地域では、基本的にこの発想があると思う。

 

 

私は魅力タイプ診断では社長タイプということもありw

 

また長いこと(今でも)世の中の「こうあるべき」思想を強く持って生きてきた人間ということもあり、

 

特に自分の中で「働かざる者、食うべからず」思想が強い人間で。

 

 

でもこの一年、一時期はまともに働くこともできなかったレベルで自分を見失いw、そしてそんな自分を誰より自分自身が一番許せず、本当に自己嫌悪で落ちるところまで落ち・・・

 

そこからようやく自分を少し取り戻したタイミングでの今回のサウジ旅行は、

 

私にとってまたまた大きく枠を外して、次に進むきっかけになったような気がしました〜!

 

そんなサウジの旅行記、ぜひ見てみてください^^

 

 

駐在妻としての子育て奮闘記が面白い、ちえちゃんのブログはこちら↓

子育てもパートナーシップも自分らしさ全開カスタマイズ♡~世界中どこにいてもHAPPY家族運営 by 砂漠の駐妻~