私は男心なるものを

本当に手に取れるんじゃないか?

というくらいのレベルで理解していると

自称しているのですが、



なぜ私がそんな高みにまで上り詰めたのかと言いますと

実は過去、私は1年間に渡り

男性のフリをしていた

ことがあるからです。
 

 

 


1年間で彼女も4人でき、

彼女以外にも彼女候補が10人単位で常に列を成すという

破格のモテっぷりを披露していたのが


私のアバター、Rくん。


そう、私は昔とあるネトゲにハマっており、

その中で自分のキャラを

「日本最強の超絶イケメンモテ野郎」

として完成させるべく、日々奮闘しておりました。


その当時の私がネトゲにかけていた情熱ときたら

もはや狂気。


朝起きたらネトゲ。

電車内でもネトゲ。

仕事中にもネトゲ(おい)



ネトゲしたいが為に遅刻・早退を繰り返し、帰宅後は毎日6時間はネトゲ。

そのうち会社も辞め、約1ヶ月間に渡り、1日15時間ネトゲ。


ネトゲそのものよりも、いかに自分のアバターを

ゲーム内で最強のモテ野郎に育成するかということに、

まさに全エネルギーを燃やしていました。


そしてネトゲ界では「強さは正義」

モテるためには強さは必須。


そんなわけで、私にとってはあくまでも副産物ではありましたが

キャラ自体の強さも相当なものとなっておりました。

※あくまでも目的は「モテ」


どうしたら女心をつかめるかを研究し尽くした

イケメンなチャットを炸裂させまくる日々。


「女子ウケするかどうか」を絶対無二の判断基準とした

女子だからこそ分かる完璧なアバターの装備(毎月3万以上つぎ込んでた)


絶対に中の人も男だと信じて疑わせないための

絶妙なプロフィール設定。


この時だけは男になりきるため、

一度も見たことのないサッカーを一生懸命見たり

K-1の試合を見ては選手の名前を調べまくり、

詳しいフリをしちゃうくらいの周到さ。


そんな強さと権力と優しさとかっこよさと面白さと経済力を

全て兼ね備えた男、Rくん。(※ゲーム内)


その私の執念が実り、当時の私のイケメンキャラRくんは

そのゲーム内においては他の追従を決して許さぬ

ザ・トップ・オブ・モテキャラへと成長していた。
(アサギ調べ)



・・・何でも、極めるとそれなりに見えてくるものがある。

ゲーム内とはいえ、これだけ完璧に男になりきってみると、

(そして社会から遮断された生活を送っていると)

本気で今まで女としての立場からだけだと見えてこなかった

男性の思考回路や女性の思考回路がわかるようになる。


時にはそのゲーム内の彼女に本気で恋をしてしまったんじゃないか!?と

思うことすら多々あった。


なんというか、人というのは環境で簡単に変わるものだということは

この時に学んだのかもしれない。


<私がイケメンゲーマー経験を通して学んだこと>

1。肉食女はいかにえげつない方法で男にアタックするのか

女性による嘘や忘れたフリや天然なフリが、日常茶飯事に繰り広げられていた。

しかし私は女。全て嘘だとお見通しなのである。


というか逆に「あ、男の人ってこのレベルの嘘に騙されるのか」

という衝撃の方が大きかった。

ここで鋭く嘘を指摘するとバレるため、逆に騙されたフリをするのが大変だった。


思いっきりゲーマーのくせに、パソコンメールの使い方がわからないフリをして

携帯のアドレスを聞き出そうとしてきたりとか

(パソコンメールが使えないとゲームのアカウント作れない)


うっかり間違えたフリをしてエロいメールを送ってきたりとか

というかもはや普通にエロトークをしてきたり、

自分のエロ写メを送りつけてくる人がたくさんいた。


この時の経験から、えげつない肉食女子の生態を知ったと言っても過言ではない。


2。男同士というのはマジでくだらない話をしている


ガールズトークはえげつないが、ではボーイズトークではどうかというと、

本当に驚愕するレベルでくだらない話が多かった。


どんくらいくだらないかというと、俺のマグナムが、なら俺はライフル、じゃあ俺はロケットで、などという下ネタ話とか

レアアイテムをゲットした自慢とその経緯を詳細に説明したりとか(普通の入手経路)

おでんの汁と焼酎混ぜるとウメェぞとかそういうレベルだった。


そこにごく稀に熱いトークが挟み込まれる。


ちなみに恋愛相談をすると高い割合で「俺にも分けろ」で終わる。


なんというか、あ、男同士ってマジで2chのVIPに書いてあるようなことしか

話してないんだな。と思った。


しかし、ここで一緒になって盛り上がれなければ男同士の友情は築けない。


どんなにくだらないネタでもその面白みを必死に見つけ出し、

さらにその10歩上をいく下らなさで応戦する。

そんな特訓を日々繰り返していた。


そうなってみると、いかに女性同士の会話というのが

ある意味大人か、というのがわかる。


牽制や行間の読み取りや隠された本心に対し、

分かっていながらも予定調和的に謙遜で返すなどなど、

まさにギミック満載である。


男性の発言と思考回路には、通常それ以上もそれ以下もない。

真意は大抵、発言そのままである。

 

 

3。男性の中での「かっこよさ」「モテ」の重要性



もう一つ学んだのは、男性にとって「モテ」がいかに大切か、ということだ。

男性の行動原理と「モテ」の結びつきと言ったら、女性のそれとは比べ物にならない。


うまい女性というのは、

「〇〇くんのこんなところが素敵♡」

「こっちの方がかっこいいと思う♡」

こんな言葉を巧みに操り、男性の行動を上手いことコントロールするんだなぁとわかった。


これを言われると、うまいことやられてるんじゃ?!と

うっすら頭で分かってはいながらも、

嬉しくて本当にその通りに動いてしまう(なりきりすぎ)


男性というのは、女性から見たら不可解な言動を取ることも多いものだが、
 

(自信満々に、ポイント外してきたりとか)

 

彼らの行動基準はただ一つ「どっちがよりカッコいいか?」だ。

 

 

だから、ちょっと解せなかったり、さむかったり、納得いかない言動も

 

「あ、この人これがカッコいいと思ってるんだ」

 

という生暖かい目で見ることができると、途端に理解が深まる。

 

 

男性というのは、ガチに5歳児なのである。

 

 

そんな色々な学びをもたらした、イケメンライフであった。

 

 

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