阿佐ヶ谷市民講座6月講演のご案内
とき:2023年6月15日(木) 午後6時30分
ところ:荻窪地域区民センター(杉並区荻窪2-34-20)
テーマ:大杉栄・「革命への動力」-没後100年に寄せて-
講演:栗原 康さん 政治学者・アナキズム研究
・今年は関東大震災から100年。それは大杉栄没後100年でもある。関東大震災勃発の1923年9月1日以降、7000人を超える在日朝鮮・中国人への大虐殺が行われたが、その一方で、東京都内で活動していた社会運動家・労働組合活動家へのテロも進行した。9月16日、無政府主義者・大杉栄は、妻伊藤野枝、甥とともに憲兵隊によって虐殺された。朝鮮での3.1独立運動。国内での労働運動の興隆に危機感を抱いた軍部、治安当局の暴発である。
・大杉栄の生きた時代は、第一次世界大戦後の米騒動から始まり、民衆の中に社会変革の熱気が満ち満ちた時代である。変革の方法をめぐって「アナ・ボル」(アナキズム・ボルシェズム)論争も活発に行われた。無政府主義者の最先頭にいた大杉の生き方と思想は、その個人的魅力も含め、今も語るべき事績は多い。アナキズム研究者として新鮮な議論を挑発する栗原 康さんに、格差拡大・大軍拡にあえぐ今日の日本社会を、大杉の生きた時代から逆照射して頂く。
荻窪地域区民センター(杉並区荻窪2-34-20)
JRまたは地下鉄丸の内線荻窪駅南口下車徒歩12分、またはバス。
お問い合わせ電話:090-8080-6860