2012年4月19日阿佐ヶ谷市民講座のご案内


日時:4月19日 午後6時半 

場所:劇団展望(杉並区阿佐ヶ谷南3-3-32)

参加費:1000円 学生500円



講師:徐京植(ソ・キョンシク)さん 東京経済大学教授


”奪われた野にも春は来るか”

-「3.11が問うたもの」~フクシマを歩いて-



●3.11から一年。政府や東電の「収束宣言」とはまったく裏腹に、福島原発事故はむしろますます多大な危険と犠牲を被災地の人々に強いています。また津波被害の復興も遅々として進んでいません。
●被災者にとって、3.11とは何であったのか? さらに被災地から離れた地に生活する私たちにとって、3.11とは何であるのか? 今、そのことが私たちに問われています。
●徐京植さんは、NHKテレビ「心の時代・フクシマを歩いて」に出演され、福島を訪ねて被災者と会い、根源的な問題を提起されました。深い思索からつむぎ出される徐さんの言葉に多くの人が感動し、放送は再々放送までされました。
●ちなみに4.19は韓国の民衆がアメリカの傀儡政権とも言われた李承晩政権を打倒した革命記念日です。徐さんのお話をうかがいながら、日本の近代100年を考察する中で、今回の原発事故とは何であるのかを問い、それぞれの国家と対峙しつつ、国家を超えた日朝人民の新たな連帯の道を探っていきたいと思います。


《徐京植(ソ・キョンシク)さんのプロフイール》
・在日朝鮮人父母のもと、1951年、京都市に生まれる。早稲田大学在学中の1971年二人の兄、徐勝、徐俊植が在留中のソウルで国家保安法違反容疑で逮捕される。すぐさま逮捕の不当性を訴えて救援活動を展開する。
・逮捕から17年後の1988年に徐俊植が釈放、1990年に徐勝も釈放を勝ち取る。
・2000年、現在、東京経済大学現代法学部教授。
・著書に「長くきびしい道のり徐兄弟・獄中の生」(影書房)、「皇民化政策から指紋押捺まで在日朝鮮人の『昭和史』」(岩波ブックレット)、「分断を生きる『在日』を超えて」(影書房)、「ディアスポラ紀行 追放された者のまなざし」(岩波新書)、「プリーモ・レヴィへの旅」(朝日新聞社)、「植民地主義の暴力」(高文研)他、著書多数。


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