こんにちは。ゆにすです。
受験生の皆さんがんばってください。
通信制・定時制高校の受験は
学科がない代わりに作文が課されているところが多いと思います。
わたしは短い期間でしたが
中学生の作文添削の内職をしたことがあります。
プロのライターとか教師ではないのですが
少し実践的な解説を試みたいと思います。
もしかしたら違うこともあるかもしれませんので
そこはお許しください。
多くの場合は志望動機を書くものと思われるので
その書き方を考えてみまます。
文字数は400字から600字。
事前に作文の字数を確認できるといいです。
文字数が決まっていない場合は400字をめざして書きましょう。
私は起立性調節障害です。中学2年の2学期から登校できなくなりました。午前11時頃に起きますが、すぐに体を動かすことはできません。(※1)
昼食は一人です。カップラーメンや冷凍食品を母が用意してくれています。学校で友達と給食を食べられないのがさびしいです。体調の悪さに耐えながら一人で過ごすのはつらいです。(※2)
11月に学校説明会に参加しました。帰りに近くのカフェで、母とパンケーキを食べました。甘いシロップが緊張していた気持ちをほぐしてくれるようでした。新しい友達とこのカフェに来られたら楽しいだろうと思いました。(※3)
高校生になっても通学できないかもしれないと不安です。でも、午後からの通学でも大丈夫と聞いたのでがんばれるかもしれないと思いました。友達と話したり笑ったりしたいです。そして自分が将来どんな事をしたいのかを、先生や友達に助けてもらいながら見つけたいと思います。(※4)
(※1) 起立性調節障害を漢字で書けるかを確認しておきましょう。最初に「起立性調節障害」と書いたあとは、 その後に何度も「起立性調節障害」と書く必要はありません。「病気」と書けば十分です。繰り返し長い病名を書くのは、字数制限のある作文では避けたいし、時間も無駄になります。病気について一般的な説明を書きたくなりますが、これも書きません。自分が生活の上で何に困っているかを書きましょう。
起立性調節障害の他に「発達障害」「パニック障害」「過敏性大腸」「感覚過敏」「HSC」などいろいろ書き足したくなる人もいると思います。字数制限があるため、自分が一番困っている事一つに絞りましょう。その方が良い作文になります。
起立性調節障害の人は「不登校」という言葉を使わずに、病欠であることを印象づけるように書いていいと思います。
(※2) 「お母さん」ではなく「母」と書きましょう。
「母は仕事に出ていて」と書くとより確かですが、文面からり両親共働きと想像もできますので、書きたい内容がたくさんあり、字数制限が厳しいと思う人は省くことも可能です。逆にあまり書けないなと思う人は日常生活のことを丁寧に書いてある部分があると良い文になることもあります。ここで伝えたいのは、「さびしさ」「つらさ」です。
(※3)受験前に学校説明会に参加していることはとても重要です。シンプルな文章ですが本人も家族も学校について理解していると伝わります。中学に登校できないくらい体調が悪いのに学校説明会には頑張って参加したことは評価されることです。「甘いシロップが緊張していた気持ちをほぐす」は自分の頑張りを表現しています。
「緊張」という漢字は難しいので、「こわばっていた」「固くなっていた」など言い換えをしてもいいでしょう。「気持ちがほぐれる」だけでも伝わりますが、自分の気持ちや感情を伝える言葉は字数制限があっても優先したい言葉です。
(※4)「通学できません」と書いてはいけません。高校生活はまだ始まっていないからです。ネガティブな気持ちを書いてはいけないということよりも、論理的におかしいです。自分の思い込みを前提にした文章は、作文や論文では避けたい事です。先々のことは「不安」「心配」と書きましょう。自分の気持ちを書くのは大切で良いことです。
好きな科目や興味のある学びがある人はそれをしっかり書きましょう。例文はまだやりたい事や好きな事が見つかっていない人のケースです。大学進学をしたい人もそのことを書きましょう。
「先生や友達に助けてもらって」は、大人になる自立への宣言です。親の助けでなく、他の人に助けを求めるのは「自立」です。高校生が中学生より自由度が高いのは自立的な行動を求めらるからです。自分がより社会に関わりたい気持ちを表現できるとよいと思います。
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2月17日におしゃべり会をします。
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