以前にコムニクスが、三味線を卓上にして鍵盤を取り付けた「三味琴」という新型大正琴を開発していた件について記事にしました(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477564415.html)。
 
コムニクスのHPから画像が消えてしまった時点で、この新楽器はそのままお蔵入りしてしまったと思っていましたが、水面下では進行していたようで、先月の「新製品ニュース」にて突如として“復活”していました!(∩´∀`)∩
 
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この案内では「三味琴」という名称は何故か使われておらず、「CSG-170」という品番が書かれています。
弦については、スチール弦なのか・テトロン弦なのか書かれておらず、画像でもはっきりとは分かりません。
 
当然3本弦ですが、一番手前の弦は指板上にないので、鍵盤を押さえても音程が変わらない「共鳴・ドローン弦」のようです。
奥の2本をオクターブ違いのG音にチューニングしますが、普通の大正琴より弦同士の間隔が離れ、鍵盤数も17と少ないことから、(大正琴のように)2本同時に弾くよりも、1本ずつ弾くことを想定しているのかもしれません。
 
特徴として、鍵盤ボタンに左右方向への自由度があるようで、これによりビブラートやスライドなどの演奏表現が可能とのこと(指板にフレットが打っておらず、鍵盤ボタンの金属部が直接フレットの役目をしているようです)。
 
ちなみにコムニクスでは、弓弾き大正琴「CYK-210」も同時に新発売の予定(共に受注生産)。
 
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大正琴製品は近ごろ全般的に減ってきているので、新商品はとても嬉しいニュースです。(^ω^)