以前にも説明しましたが、ピアノフォンには単弦複弦の2つのタイプがあります。
 
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パッと見カラーリング以外同じに見えますが、左が単弦、右が複弦タイプです。
複弦と言っても、全ての弦がそうなのではなく、スケールのD音(なぜかC音ではない)から先が2本ずつになっています。
 
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弦の総数としては、単弦タイプは23本、複弦タイプは39本になります。
 
手に入れた個体は、単弦タイプのように大きな損傷はありませんでしたが(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477558224.html)、コードユニットの高さに問題がありました。
 
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画像にあるように、一番端の弦にフェルトが触れておりミュート状態になってしまっています。
それで、コードユニットの下に3mm厚の板をはさんで(接着して)対策しました(それに伴い、取り付けビスも長いものに交換)。
 
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その他、コードユニットのゴム&ゴム止め用ビス、切れていた弦数本、滑りやすかった金属製の足台(裏板部)をゴム足台に交換しています。
 
聴いて頂ければ分かりますが、サウンドはだいぶ違います。複弦ならではの、豊かな広がりのある音がします。ハンマーダルシマーに近い感じかなぁ~。
 
 
 
比較用に、前回の単弦タイプの動画ももう一度貼っておきます。
 
 
 
動画にすると分かりにくいですが、複弦の方が音量はかなり大きいです。
ユニットのゴムの取り付け方は同じにしたのですが、複弦タイプの方がなぜか(?!)威力が強くて、同じ弾き方をすると、単弦タイプが「ポ~ン」という感じに対し、こちらは「パーン!」と強烈なアタック感があります。