特殊ハープ系ソロ演奏楽器」の中の「左手<コード/パーカッション>+右手<メロディー/マンドリン(複弦チター)> 」の楽器として、ピアノエッテとシャトラ・グランドチターの2種類を先に紹介してきましたが、今回3つ目のピアノフォン(Pianophone)をご紹介します。
楽器本体は中古で出回っていますが、演奏動画を見つけることができませんので、3つの中では最もレアな存在かもしれません。

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ピアノエッテ、シャトラ・グランドチターと比べ優れている点は、この2台はそれぞれ4種類のコード(エッテはC、G、F、Am、シャトラはC、G、F、D)しか使えませんが、ピアノフォンでは7種類(C、G、F、C7、B♭、Am、Dm)ものコード演奏ができることです。

リペア可能なジャンク品を入手することができたので、レストアしましたよ。

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(左)弦のテンションで思いっきり下部が浮いてしまっています。(右)上部もわずかですが同様。またチューニングピンはサビだらけ。

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(左)テールガードを外したら、取付部がポロっと折れてしまいました。(右)肝心のコードアクション部は、コードバーが数本外れゴムがびよんびよん。

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裏側は、塗装が剥がれて汚くなっていました。

以下修理の様子・・・(っ`・ω・´)!

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クランプを使用しながら、接着し直し。

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コードアクション部は極めて原始的な構造でした。2cm幅のゴム紐を新しくビスで留め直し、コードバーの端を接着。
ピンは軽くヤスリがけでサビを落とし、背面は塗装し直し、ゴム足台取付。

そしてついに完成・・・ヽ(・∀・)ノ!!

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あれ!?って気づいた方いますか?・・・私も入手した後気づいたのですが、こちらは右半分のメロディー部が複弦になっていません…(^_^;)。どうやら、モデルが2種類あったようです。
ちょっと音の広がりに欠けますが、まあ今回はこれで良しとしましょう・・・。

動画は演奏を練習してからUPする予定です。乞うご期待!