長い間「大正琴で(簡単に)弾き語りができるか?」追求していたのですが、ついに一つの方法を確立しました。
 
以前に記事にした「大正琴で弾き語り(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477557253.html)」は、山崎バニラさんによる「弾きしゃべり(お話+メロディー)」でしたが、今回は私が開発した、従来の伴奏としての「弾き語り(歌+和音演奏)」です。
 
つい先日、ウクレレで「指一本『一五一会(パワーコード)』弾き」のチャレンジをしてみました(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477560584.html)。
基本的にこの方法なのですが、このままではイントロ部分を中心に「抑揚のない、単調な伴奏」になってしまうところが、大きな問題点(課題)でした。
 
それを克服するために、以下の方法を考えました。
イントロは、コード弾きではなく、メロディーやリフを弾く
伴奏の途中で、補助音(経過音など)を入れることで、退屈さを防ぐ
 
この奏法をするには、前回のようなウクレレ(ギター系撥弦楽器)より、大正琴の方が優れています。
理由は、大正琴だとメロディーを弾く際も五度上の音を重ねているので、伴奏との音量差が出ないこと。
また、もともとメロディー楽器なので、コード伴奏と弾き分ける(つまり、ウクレレのように1~4弦間を移動する)必要がなく、いつでも4本弦をまとめて弾けば良いので、演奏技術が楽ということ。
 
さて、大正琴のセッティングですが、通常すべてG音(ソ)に合わせるところを、1本だけD音(レ)に下げます
 
イメージ 1
 
メーカーによって弦の数・太さ等違いがありますが、どれか1本の弦を緩めて、そのままD音に下げるだけで大丈夫でしょう(調律にこだわる人は、この弦だけ少し太いものに変えたほうがいいかもしれません)。
 
*写真(動画)の私の大正琴では、第1~3弦に細巻弦を使用して、通常の調律より1オクターブ下げています。
 
コード弾きを知らない方のために書くと、コードネームと鍵盤の番号の対応は、
<コードネーム><鍵盤の番号>
C、Cm、Csus4など「C」が頭につくコードすべて→①番(オクターブ上でも下でもどちらでもよい。)
C#(D♭)、C#m(D♭m)、C#sus4(D♭sus4)など「C#(D♭)」が頭につくコードすべて→①#番(オクターブ上でも下でもどちらでもよい。)
以下同様に、
D」が頭につくコードすべて→②番
D#(E♭)」が頭につくコードすべて→②#番
E」が頭につくコードすべて→③番
F」が頭につくコードすべて→④番
F#(G♭)」が頭につくコードすべて→④#番
G」が頭につくコードすべて→⑤番または、何も押さえない(開放)
G#(A♭)」が頭につくコードすべて→⑤#番
A」が頭につくコードすべて→⑥番
A#(B♭)」が頭につくコードすべて→⑥#番
B」が頭につくコードすべて→⑦番
 
では、聴いてみてください(*´ω`*)♪
 
 
この曲では、2箇所だけ補助音を入れています。
①「行ったり来たり(Cm)」~「(Fm)できることなら」の間に、Cmの構成音のE♭音を挟んでいます。
②同様に「生まれ変われるなら 私(Cm)」~「(Fm)こんなかわいい」の間に、E♭音を入れています。