ブログを始めて間もない頃に記事にした、超マニアック「ハーディー・ガーディー」(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477556108.html)ですが、今回、自分で演奏した動画をUPしたので、もう一度取り上げてみたいと思います。
 
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ハーディー・ガーディーは、形状、弦の本数、鍵盤の数…など、種類が色々ありますが、こちらはMusicmakersのキットを自分で組み立てたもので、質感もデザインも、なかなかGOODです…( ‘-^ )-☆。
 
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弦は4本で、真ん中の2本はでD音(レ)にチューニングし、メロディーを担当します。
その左側がG音(ソ)、右側がD音(レ)チューニングで、ドローン(固定持続音)を担当します。楽器自体のキーはG(ト長調)になります。
 
ドローンについては、私もあまり深い理解はありませんが、これによって特徴づけられる楽器は他にも色々ありますので、いずれ別途取り上げてみたいと思っています。
 
ちなみに使用している弦は、ナイロン弦でなく、本物のガット弦で、とても高価です。
 
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蓋をパカっと開けると、鍵盤の仕組みが分かります。鍵盤を押すと2つの木片が2本の弦に同時に触れて、音程を決定します。
 
 
 
動画を見ていただければ分かると思いますが、鍵盤はとても軽いのですが、音を出す円盤を回転させるには多少力が必要です。楽器が動いてしまうので、押さえて固定させながら弾くのに一苦労です。
 
他の動画を見ると、結構綺麗な音で、楽に演奏しているように見えるものもありますが、かなり綿密に調整された高級品で、尚且つ楽器の「ご機嫌が良い時」に録画したものだと思われます(温度・湿度などの影響を受けやすいため)。
 
オリジナル楽器を製作してくれる、明大前の「ハナムラ楽器」のおじさんに、ハーディー・ガーディーのような回転擦弦楽器を作ってくれとお願いしたことがありますが、「あれは気まぐれで、鳴る時と鳴らない時がある。所有している人も苦労している」という主旨の返答とともに、断られてしまいました。(^_^;)
 
その後、私自身、このMusicmakersの製作キットを販売目的に組立試作したのですが(マニュアルを翻訳するのも大変でした…)、弾きこなすには組み立てた“後の”微調整が難しい楽器だと感じ、販売用には製作していません。
これでも販売するとしたら、ピックアップ付、ソフトケース込で、17~18万円くらいになってしまいますから、まぁ・・・買う人はいないでしょう。
 
(追記)
以下、ハーディー・ガーディーの円盤に松脂を塗る方法と、弦に綿を巻きつける方法です。
 
 
綿の巻き付け方については、こちらの方が詳しいです。