おもちゃの楽器を見ると、誰でも大抵「これ、本当の楽器として使えるかな?」と考えたり、試し弾きしてみるでしょう!?弦楽器だと何とかチューニングを合わせようとしてみたり…( *´艸`)。
まぁ、普通は(当然)まともには弾けないのですが、でも「全くのおもちゃ」か「ちょっと改良すれば使えそう」っていう差はありますよね。
以前にBONTEMPI社「Toy Band Guitar」というイタリア製の子供向けウクレレを記事にしました(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477556772.html)。フレットの間隔やブリッジの高さなどが適切で、弦を変えただけで「ピッコロウクレレ」として使用可能なものでした(ずっと高いテンションで弦を張ったままにしておいたので、後日壊れましたが…(^_^;))。
で、今回はアンパンマンギター() ゚●゚()を入手し、チェックしてみました。ちなみに歴代モデルはこんな感じです。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/48/b6/j/o0500050014457002719.jpg?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/0c/e6/j/o0640064014457002729.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/07/4d/j/o0384038414457002741.jpg?caw=800)
さすがに、だんだんおしゃれで洗練されたデザインになってきてますね。肝心の?アンパンマン(キャラ)自体はだんだん小さくなってきています…(ノ∀`)。
私が中古でゲットしたのは真ん中のモデルです(右のモデルはまだ発売されていませんでした)。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/97/f3/j/o0500018914457002751.jpg?caw=800)
はい、弦は間違いなく使えません。フレットはダイアトニック(ドレミファソラシド)に刻んでありますので、このままでは普通のウクレレ演奏ができません。あと強度の問題は、とりあえず弦を張ってみないと分かりませんね。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/1e/5b/j/o2816211214457002778.jpg?caw=800)
スタンダードなソプラノ・ウクレレのスケールは345mmですが、こちらは280mmしかありませんので、普通のウクレレ弦を張ってもユルユルで合いません。調律は変えたくないので、弦の太さの相応しいものを用意しました。
そして仮張り・・・ペグもネックもブリッジもそのままイケそう!v(=^0^=)v
ということで、他改造部分は以下に決定。
①フレットボードを付ける
②ナットを別途付ける
③ピエゾピックアップ(ボリューム付)を内蔵させる
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/e9/b1/j/o2816211214457002802.jpg?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/38/63/j/o2816211214457002822.jpg?caw=800)
ヘッドのストリングスガイド部は、使用弦に合わせて若干広げました。そして元のフレットを削ります。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/26/65/j/o2816211214457002847.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/9c/fd/j/o2816211214457002871.jpg?caw=800)
本体をいちいち開けなくても弦を交換できるように、ブリッジ下(内部)に窓を開けておきます。表板・側板に穴を開けて、ピックアップのボリュームとアウトプットジャックを内側から取り付けます。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/5a/57/j/o2816211214457002894.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/c4/19/j/o2816211214457002918.jpg?caw=800)
牛骨ナット、製作したローズウッド指板(15フレット、ポジションマーク付)を接着して、
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/3f/95/j/o2816211214457002950.jpg?caw=800)
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/17/asafu1yoshiya2/71/5c/j/o2112281614457002986.jpg?caw=800)
ハイ、完成!!(*^^)v・・・ソプラノウクレレと並べて記念撮影!
おもちゃギターから真っ当なエレアコ・ウクレレに見事に復活したので、「アンパンマンR(アール)」と命名しました。Rの意味は「レザレクション resurrection(復活)」です。
弾き語り部は生音、ソロ部はアンプを通して録音しています。ネックが細く、フレット間が狭いので、演奏をマスターするのに少々手こずりましたよ…(;´∀`)。