おもちゃの楽器を見ると、誰でも大抵「これ、本当の楽器として使えるかな?」と考えたり、試し弾きしてみるでしょう!?弦楽器だと何とかチューニングを合わせようとしてみたり…( *´艸`)。
まぁ、普通は(当然)まともには弾けないのですが、でも「全くのおもちゃ」か「ちょっと改良すれば使えそう」っていう差はありますよね。
 
以前にBONTEMPI社「Toy Band Guitar」というイタリア製の子供向けウクレレを記事にしました(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477556772.html)。フレットの間隔やブリッジの高さなどが適切で、弦を変えただけで「ピッコロウクレレ」として使用可能なものでした(ずっと高いテンションで弦を張ったままにしておいたので、後日壊れましたが…(^_^;))。
 
で、今回はアンパンマンギター)()を入手し、チェックしてみました。ちなみに歴代モデルはこんな感じです。
 
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さすがに、だんだんおしゃれで洗練されたデザインになってきてますね。肝心の?アンパンマン(キャラ)自体はだんだん小さくなってきています…(ノ∀`)。
私が中古でゲットしたのは真ん中のモデルです(右のモデルはまだ発売されていませんでした)。
 
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はい、弦は間違いなく使えません。フレットはダイアトニック(ドレミファソラシド)に刻んでありますので、このままでは普通のウクレレ演奏ができません。あと強度の問題は、とりあえず弦を張ってみないと分かりませんね。
 
 
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スタンダードなソプラノ・ウクレレのスケールは345mmですが、こちらは280mmしかありませんので、普通のウクレレ弦を張ってもユルユルで合いません。調律は変えたくないので、弦の太さの相応しいものを用意しました。
そして仮張り・・・ペグもネックもブリッジもそのままイケそう!v(=^0^=)v
 
ということで、他改造部分は以下に決定。
フレットボードを付ける
ナットを別途付ける
ピエゾピックアップ(ボリューム付)を内蔵させる
 
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ヘッドのストリングスガイド部は、使用弦に合わせて若干広げました。そして元のフレットを削ります。
 
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本体をいちいち開けなくても弦を交換できるように、ブリッジ下(内部)に窓を開けておきます。表板・側板に穴を開けて、ピックアップのボリュームとアウトプットジャックを内側から取り付けます。
 
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牛骨ナット、製作したローズウッド指板(15フレット、ポジションマーク付)を接着して、
 
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ハイ、完成!!(*^^)v・・・ソプラノウクレレと並べて記念撮影!
 
おもちゃギターから真っ当なエレアコ・ウクレレに見事に復活したので、「アンパンマンR(アール)」と命名しました。Rの意味は「レザレクション resurrection(復活)」です。
 
 
弾き語り部は生音、ソロ部はアンプを通して録音しています。ネックが細く、フレット間が狭いので、演奏をマスターするのに少々手こずりましたよ…(;´∀`)。