社会の授業かな?
春はドロドロになって、田植えして、
秋には稲を刈って、
その米を学校で食べさせてもらったらしい。
農業の大変さを知り、
収穫に感謝の気持ちを味わう。
ええことだね〜。
と、喜んでばかりもいられない。
何でももらってくるタロウ。
稲刈りで余った稲をもらってきた。
ただ、私に見せたいだけかと思っていたが、
これを食べたいと言いだした。
え?どうやってモミを取るの?
ドラマで昔の人がやっているように
瓶に入れて、棒でつつくのか?
しかし、我が家には瓶がないし、
瓶に入る棒もない。
タロウ曰く、
「ボールですると、取れるんだって」
と…。
そして、タロウが持ってきたものがテニスボール。
いやぁ、それでは反対にテニスボールの毛の部分に
たくさん米がつきますよ。
ゴム製の軟式ボールの方がいいのでは?
すると、タロウが
「同じマンションの○○君にボール借りてこようか?」
と、言いだした。
いやぁ、さすがに使いまくった
真っ黒になってるボールでやりたくないよな。
米まで真っ黒になりそうやん。
結局はザルに入れて、スリこぎ棒でする事にした。
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
この作業を数日かけて、
取れたモミと米とを分ける細かい作業を繰り返し、
できたー!
昔の人は本当に大変だったんだなぁ。
中国から米が伝来してきた時に
よくこれを食べる気になったよなぁ。
と、タロウよりも私の方が
米作りをしてきてくれた方に感謝した。
また、これ食べましょー。
と、タロウの米作りの学習が終わったかと思いきや
今度は、
「鍋でご飯炊いて〜!
おコゲが食べたいねん」
と、またもや面倒なことを言いだした。
学校で色んな事を学んで、
たくさんの知恵がつくのはありがたい。
が、文明の利器を使いまくっている文明人としては
この基本的な作業を行うのは、
かなり面倒だなぁ。