生活の授業で、「家のお手伝い」をする。
と言うテーマがある。
食事のお皿を運ぶとか、
食べこぼしたものをきれいにするとか、
掃除機をかけるとか、
布団を敷くとか、
そう言ったお手伝いをしてくれると、
私は助かるのだが、
タロウがしたいお手伝いは
野菜を切るとか、
卵を割るとか、
フライパンで炒めるとか、
そう言った、私が注意しなければならない手伝いばかり。
先月の授業参観の時に
先生が手伝いは何をしているのかを子供たちに聞いた。
すると、タロウは手を挙げて、
「床をきれいにしてます」
と…。
床をきれいに…?
そんなことしてるっけ?
と、思い、帰ってから聞いたら、
「してないで」
との回答。
「なんでしてないことを言ったの?」
と、聞いたら、
「先生が『なんでもいい』って言ったから」
って…
先週は学校のプリントで
お手伝いをしたことを書き、
その下には家の人からのひとこと書く欄がある。
で、タロウが書いていたのは
「ごはんをたべたあとのおさらをあらいました。
おかあさんにてつだってもらって、がんばりました。
また、おさらをあらって、おかあさんをたすけたいです。」
と、きちんとした文章で書いてる
と、褒めてあげたいが、
またしても、そんな手伝いしてもらったことない。
「こんな手伝いしてもらったっけ?」
と、聞くと、
「してない」
と、タロウ。
「なんで、してないこと書くの?」
と、聞くと、
「先生が『なんでもいい』って言ったから」
と…
タロウさん、
「なんでもいい」の意味取り間違えてませんか?
やってもないことを空想して書いていい
って意味ではありませんよ。
これでは家の人からの一言を書くわけにはいかないので、
つじつま合わせで、皿洗いしてもらうことに…。
肌が弱いタロウにはあまり洗剤は使わせたくはないんだけど、
仕方ない。
こどもに「なんでもいい」という言葉を使うときは
要注意ですな。