異常なまでの買い物壁がでたら「双極性障害」を疑ってみる | うつ病に人生を奪われないようにするための第一歩・・再発も防ぐその方法とは?

うつ病に人生を奪われないようにするための第一歩・・再発も防ぐその方法とは?

私は13年間という月日をうつ病で無駄にしました。
医者からは「もう治らない」と宣告され、
薬の副作用で毎日寝ているだけの生活。

復職してもまた休職を繰り返すのはなぜか?

自分が完治したからこそ言える
「うつ病は治せる!」本質に迫ります。

金銭感覚の異常が起きたら

双極性障害かも・・・

 

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双極性障害、いわゆる「躁うつ病」とは、
うつ状態と躁状態のどちらもあらわれる精神疾患です。


極端に傾向が異なるこれら2つの状態が
周期的に入れ替わります。


1つの病状に固定されているわけではないということから、
「気分の浮き沈みが激しいだけ」という
性格上の問題として捉えられがちで、

躁うつ病であるとなかなか気づかれにくい、という点に
大きな問題があります。


そこで、早期発見のためにも
双極性障害を患っている人に多くみられる
兆候の一つ、「金銭感覚の異常」に着目してみましょう。

 

 

借金をしてまで浪費してしまう、
そんな人は双極性障害の疑いあり

手持ちの資金をすぐに使ってしまう。

手持ちの資金が尽きたら、
借金をしてまで無駄遣いしてしまう。


こういった傾向がある人は、一見ただ
「お金にだらしないだけ」とみられがちですが、
実はそれが双極性障害の発症を示すサインであります。


双極性障害を患ってしまうと金銭感覚が麻痺してしまい、
過度な浪費行動に走ってしまうことがあるのです。


これは、躁状態の行動軸が「快楽を求めること」にあるため
と考えられています。



ストレスを発散するためにショッピングを楽しむ、
というのは双極性障害ではない人にとっても一般的なこと。


所有欲を満たして快楽を得る、という行動に
おかしなところはありません。


しかし、双極性障害を患っている人の場合、
そこに歯止めをかけることができません。


お金がなくなるまで浪費し、お金がなくなったら
借金をしてまで散財を続けてしまうのです。



自分の生活のことや対外的な問題を二の次にしてまで
浪費や散財を繰り返してしまうのは、
双極性障害の特徴的な症状の一つです。



「お金にだらしない人」と「双極性障害」の違い

浪費や散財を繰り返してしまう、というだけで
双極性障害と断言することはできません。


双極性障害を患っていなくても、常識的な金銭感覚を持たない、
あるいは持てない人もいます。


そういった、いわゆる「お金にだらしのない人」と
「双極性障害」を見分けるポイントは、3つあります。




1.多弁・多動・注意散漫など、
ほかの躁病エピソードがみられる

双極性障害における躁病エピソードには
金銭感覚の異常のほか、多弁や多動、注意散漫などがあります。



うつ状態とは異なり、エネルギッシュに
活動せずにはいられないのが躁病
です。



金銭感覚が麻痺し無駄遣いが増えるのと同時に、
こういった諸症状がみられる場合には、双極性障害が疑えます。



 

2.生来のものではなく、急に無駄遣いが増える

もともとお金にだらしがない人とは違い、
双極性障害の症状の一つとして無駄遣いをしてしまう人は、
突然その傾向があらわれます。



今まで金銭感覚におかしなところはなかったのに
急に浪費癖が顕著になってきたという人がいれば、
双極性障害が疑えます。




 

3.気分の浮き沈みが激しい

双極性障害は、うつ状態と躁状態が周期的に
入れ替わる精神疾患です。


躁状態のときには活発に行動し散財を好むようになりますが、
うつ状態のときには消極的になり買物をすることはおろか、
1人で外出できなくなることもあります。


症状の軽重は双極性障害の進行状態や個人差もありますが、
こういった「気分や行動の浮き沈み」がみられる場合には、
双極性障害が疑えます。




まとめ

金銭感覚が麻痺し、浪費・散財を繰り返してしまうという
症状がみられる双極性障害。


もともとお金にだらしがないという人はともかく、
急に無駄遣いが増えてきたという場合には要注意です。


双極性障害の可能性があります。


双極性障害の症状による浪費・散財は、
本人の意思では止めることができません。


周りの人がいち早く気づき、専門機関への受診をおススメします。