どうしても話さなければならない「双極性障害」 | うつ病に人生を奪われないようにするための第一歩・・再発も防ぐその方法とは?

うつ病に人生を奪われないようにするための第一歩・・再発も防ぐその方法とは?

私は13年間という月日をうつ病で無駄にしました。
医者からは「もう治らない」と宣告され、
薬の副作用で毎日寝ているだけの生活。

復職してもまた休職を繰り返すのはなぜか?

自分が完治したからこそ言える
「うつ病は治せる!」本質に迫ります。

 

「双極性障害」について

 

双極性障害の概要

 

 

 

双極性障害は気分が高まったり落ち込んだり、

躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。

 

 

 

激しい躁状態とうつ状態のある双極Ⅰ型と、

軽い躁状態(軽躁状態)とうつ状態のある双極Ⅱ型があります。
 

 

 

 

躁状態では、気分が高ぶって誰かれかまわず話しかけたり、

まったく眠らずに動き回ったりと、活動的になります。

 

 

 

 

ギャンブルに全財産をつぎ込んだり、

高額のローンを組んで買い物をしたり、

上司と大ゲンカして辞表を叩きつけたりするような

社会的信用や財産、職を失ったりする激しい状態になることもあります。

 

 

 

 

 

一方、いつもよりも妙に活動的で周りの人から

「何だかあの人らしくない」「元気すぎる」と思われるような

軽い状態は、軽躁状態と呼ばれます。
 

 

 

 

一方、うつ状態では、一日中ゆううつな気分で、眠れなくなったり、

または逆に眠りすぎたりします。

 

 

 

 

大好きだった趣味やテレビ番組にも関心がなくなったり、

食欲が低下し、おっくうで身体を動かすことができないといった症状もみられます。

 

 

 

 

100人に一人の割合

100人に1人

 

 

世界的には、双極性障害はおよそ100人に1人がかかるといわれています。

日本では、500人に1人と、もっと少ないという調査結果がありますが、

まだこうした研究が少なく、はっきりしたことはわかっていません。

 

 

 

 

いずれにしても、決して珍しい病気ではありません。

 

 

 

また、かかりやすさに男女差はなく、20代から30代前後に

発症することが多いとされていますが、中学生から老年期まで、

幅広い年齢で発症する病気です。

 

 

 

 

 

 

双極性障害とうつ病は違う病気です

 

 

 

両者はまったく違う病気で治療薬も異なります。
うつ病は単極性うつ病ともいい、気分が落ち込んだり、

やる気がなくなったり、眠れなくなったりといった

「うつ症状だけ」がみられますが、

 

双極性障害はうつ状態と躁状態または軽躁状態を繰り返すという点に

着目してください。

 

 

 

 

単極性うつ病と双極性障害

 

 

 

多くの双極性障害の方は「うつ状態」の時に受診しますので

「うつ病」と診断されるケースが多いのは確かです。

 

 

 

しかし、その後、躁状態を発症してはじめて双極性障害と確認されます。

 

 


うつ病の主な治療薬は抗うつ薬ですが、

双極性障害では気分安定薬と抗精神病薬が使われています。

 

 

【ポイント】

うつ病だと診断されている方に実は多いのが

この双極性障害です。双極性感情障害とも言います。

 

目安は「大きな買い物をしてしまう」「ギャンブルにハマる」

「自分には何かの能力があると勘違いする」などです。

 

 

うつ病の方で上記のような症状がある方は

うつ病ではなく双極性障害の可能性が高いです。

 

 

 

うつ病とはまた違った治療法・投薬になり、

今までの薬を飲んでいても治りません。

 

 

 

 

ご自身の行動体系をちょっと振り返ってみましょう。

 

 

 

また、うつ病の方で薬の影響で気分が大きくなって

上記のような「大きな買い物をしてしまう」時もあります。

 

 

 

これは薬でやる気を出させる影響が「購買力」にも

作用してしまっているための現象です。

 

 

 

とても症状や副作用が似ているので

判断を慎重にせねばなりません。