私とイタさんの息子、
サンシーロは2017年1月生まれ。
(現在7歳9ヵ月)
こちらでは、サンシーロの
クラスメイトは
2017年1月~12月
生まれの子供たちなので
1月生まれのサンシーロは、
クラスの最年長。
日本で言うところの
4月生まれみたいな感じです。
ただ、親の私とイタさんが
二人とも小柄なので
サンシーロも
身体は小さいです。
そんなわけで、
最年長ではあるものの
身体の大きさだけで見たら
クラスで1番目か2番目
くらいに背が低いし
ガッチリした体格ではないので
体重も軽いです。
そんなわけで、
昨年の9月、小学校が始まって
一週間も経たない頃に
クラスメイトの中で、
一番大柄な男の子・Dくんから
お前は小さい。
お前なんか
4歳くらいだろう!
と言われたことがあったんです。
その場で、
そんなことない。
僕は1月生まれだから
僕が一番年上なんだぞ!
と言い返したらしいですが
カンカンに怒って帰ってきました。
この大柄な男の子は、
2017年3月生まれ。
つまり、サンシーロより
2ヵ月年下で、現在
7歳7ヵ月なわけですが…
日本に住んでいる
サンシーロの従兄
(現在9歳8ヵ月。4年生)より
身体が大きいです。
ええ、横にも縦にも。
靴のサイズなんか、
小2時点で既に私のサイズ
(22.5~23cm)と同じやし!!
でね、この大柄な男の子、
東欧出身で、イタリアに来て
今で3年ほど。
イタリア語は喋れますが
ちょっとおぼつかない
ところもあり
かつ、彼のお母さん曰く
シャイで、幼稚園では
なかなか友達ができず、
大分心配したのだそうな。
小1の初め頃は、校舎の前まで
担任の先生が迎えに来て
子供たちは2列に並んで
順番に入っていく
というのが常だったんですが…
当時、このDくんは
2列に並ぶ時点で
誰と手をつないで並べば
いいのか、ちょっと
迷っているというか…
自分から誰かの傍に行って
手をつなぐ、というのが
できない感じで
(まだ誰とも親しくなかったら、
ちょっと勇気が要りますよね)
列の一番後ろの方に
少し離れて立っている
ことがありました。
子供たちを学校まで
送りに来た親は皆、
心配そう~に遠巻きに
している状況だったわけですが…
(※こちらでは、小学生の親は学校まで
子供を送迎するのが普通です)
そんな時、少し前のほうに
いたサンシーロが
Dくんの隣までドスドスと
大股で歩いてきて
何も言わずに、サッと
Dくんと手をつなぐ
っていうのを、2~3回見ました。
もしかすると、最初は
先生に促されての行動だった
のかもしれませんが…
途中からは、なんとなく
お互いがお互いを探している
ような素振りも見せ
Dくんとサンシーロは
だんだんと打ち解けていきました。
今ではすっかり仲良くなって
休み時間にも、よく一緒に
遊んでいるそうです
(もちろん、他のクラスメイトとも
遊んでいるらしいですけどね)
Dくん以外の子からも、
まぁ…たぶん大して悪気なく(?)
あんたは(身体が)小さいから
私より年上なわけがない
などと言われることが時々あり
サンシーロには
サイズが大きい・小さい、
年齢が高い・低い
の意味で使われる
grande(グランデ)・piccolo(ピッコろ)
だけでなく、
背が高い・低いの意味の
alto(アるト)・basso(バッソ)
も用いて説明してはどうか
と提案してみました。
(※もちろん、「若い」や「年取っている」
の意の形容詞もありますが、子供の年齢に
ついて言う時には、普通は使わないので…)
それ以来、身体のサイズと
年齢について何か言われると
僕は背が低い(basso)よ。
でも、僕は1月生まれだ。
君は僕より後に生まれた。
だから僕のほうが
(年齢は)大きい(grande)んだ
という説明をしているそうです。
背の低さ、全体に小柄で
あることについて、なんで
こんなにしょっちゅう
指摘されなあかんのよ!
と、イラッときた私は
サンちゃんがその説明をして、
それでも相手が納得しないようなら
「僕の今言ったことが
理解できない?
そうか。それは君が
まだ小さい(piccolo)から
理解できないんだよ」
と言ってやればええねん!
と息巻いていたわけですが…
ま、これについてサンシーロは
と言ってニヤリとしていただけで
実際に言ったことはないそうです。
サンシーロは
性格がマイルドと言いますか…
私のようなキツい物言いを
しない人なので…ね。
次回も、もうちょっとサンシーロの話。