今日も暑かったですが、学校見学会に行ってきました。攻玉社!

男子校希望の方のご参考になれば、と思い、パンフレットに乗っていない情報を中心に、記載致します。


 

アクセス

東急目黒線、「不動前」駅より、徒歩2分。


この、駅近さは、本当、今日のような暑さの日にはありがたい!中高生男子なら、走れば30秒ほどで着くのでは?


 

校内、土足です

まず驚いたのは、昇降口に靴箱がないこと。説明会で、

「スリッパ不要」

の学校は何校かありましたが、シートが敷いてあったり、スリッパの準備があったり、ではなく、土足です。

めんどくさがりな男子にはいいかも知れない。


 

子どもと、大人で、説明会が別です。

まず、大人と子ども、2人で来たご家庭は、昇降口でお別れ。大人は大教室へ。子どもは中学生の教室へ。


これは、ありがたい!

これなら息子ちゃん、連れてくれば良かった。


 

校長先生のお話

校長先生も、攻玉社の卒業生。

母校愛に溢れているのが伝わってきます。

本校は設立は文久3年。

明治の6大教育者、近藤真琴先生によって鳥羽藩邸内に作られた、蘭学塾がルーツ。

詩経の、「他山の石以って玉を攻くべし」が由来。

決して「攻める」という意味はなく、周りから刺激を受けて、お互いに磨きあっていこう、と言うのがモットーの学校です。

少々のことでへこたれない、優しい男子を目指しています。


 

教育内容の特徴

本校は多くの一貫校同様、6年間を3ステージに分けています。


その中で大切にしている力が3つ。


説明力…深く理解し、相手に伝える力

管理力…多面的に管理し、目標達成する力

失敗力…失敗から得られる学びを最大化して次の行動に生かす力


この力をつけるために、たくさんのチャレンジを積むカリキュラムを組んでいます。

 

国際学級

帰国生だけのクラス。中学3年間クラス替えなし。

日頃から英語が飛び交う環境で、普通学級には刺激に。


 

選抜学級

中3、高1で設置。

中2に成績で選定。目的は中弛み防止。

中学2年までで、中3までのカリキュラムを終えるため、中2までに、自律的な学習ができるよう、トライ&エラーを沢山経験させる。


 

卒業論文

中学3年で作成。

自分の興味のある分野について深掘り。

自分と向き合い、今後のキャリアに生かすような体験にする。


 

補講について

英、数、国に関しては、定期試験が振るわない生徒は指名制で指定された曜日に週一回、放課後実施。単発ではなく、次の試験まで。強制なので、部活よりも優先。


特別講習は、希望制。放課後に実施。


夏期講習は7月、8月の下旬に実施。


通塾する前に、学校の補習を是非、活用して下さい、と。

高3は別途、特別指導あり。


 

特色ある授業

自由研究、英語スピーチコンテスト、卒業論文、水曜講座など。


中学3年の水曜講座では、探求学習。

スピーチコンテストは国際学級の子が主体で運営。中学1年から3年で実施。


 

入試

2月1日午前 4教科 

配点は国算各100点、理社各50点の300点

2月2日午前 4教科

配点は1日と同じ。

2月5日午前 特別選抜(算数1教科)

算数I 解答のみ、50点、算数II全記述、100点、計150点


合格最低点はおよそ65〜70%、教科ごとの足切りなし。


 

 複数回受験の優遇措置

第一回、第二回、両方とも受験した者を熱望組とし、どちらか合格最低点に近い方に加点し、正規合格として、発表。

加点点数は場合による。毎年20人強いるもよう。


得点開示はしていないので、詳細は分からないですが、二回目の手ごたえが悪くても、一回目での加点で2日が合格、ということにもなるようです。


それにしても、合格者と受験者の平均て、ほんの数点なんですねー、理社に至っては3点ほど💦


 

入試問題は、学校からのメッセージ

この学校のメッセージは、

満遍なく知っておく姿勢を身につけて欲しい、ということ。

難問、奇問は出ないので、全分野の基礎を大事に勉強して欲しいとのこと。


 

大学合格実績

出口のお話。

2024年卒業生は

現役合格85.3%。

国公立大学は17.6%

早慶上理33.1%

半数以上が上記大学及び私大医学部へ。


 

特徴的な授業準備

授業の始まりに、黙想、があること。

私語のない状態から始まることで、心構えができる。


 

感想

身近にここの卒業生がいますが、どなたも紳士的で穏やかな方が多いです。

学力の高い子が集まると思うのですが…

正直に言うと、このぐらいの偏差値帯の学校は、上位校志望の方が第二志望以下で受験する子が多いかと、思います。

それ故か、少し謙虚で大人しい印象を受けました。


最後に生徒の話があったのですが、先生から、「受験生に、何かメッセージはありますか?」と振られて

「僕は第一志望は浅野だったんですけど…終わってみると、もっとやれる事があったんじゃないかって思ったので、後悔のない勉強をして下さい」との話に一堂、どっと笑いが起きました。


先生がいる前で、こんな正直に話せるって良いですね。


昔はもっと厳格な受験少年院な印象でしたが、良い意味で裏切られました。


問題は、息子ちゃんが行きたいか、行きたくないか、だ。


説明会の後は、校内見学



攻玉社といえば、レゴ部!


食堂もこじんまりですが、中学1年生から使用可



講堂兼体育館、後方から椅子を引き出せます



テニス部が活動中。

校庭が狭いので、テニス部、野球部、サッカー部、陸上部は鵜の木にある専用グラウンドを交代で使うそうです。