約一年前の記録です。

精神的に幼い子は中学受験に不利、とよく言われます。

 

でもね、これってどの段階で、どの程度、っていう定義がまるッと抜けていてわかりにくい通説だと思うんです。

 

例えば、息子ちゃん。

言わずもがな、「幼い」です。

 

小学5年生の息子ちゃんの幼さ、とは。

⚫︎寂しがり屋。家で勉強する時は、「ママ〜、ちょっと来て〜」と、横にいてくれる事を望む。でも、実際は隣にいるだけで教えたりはしない。いるだけでなぜか、安心。

⚫︎字が汚い、つまり読み手の気持ちを考えていない。

⚫︎自分でなかなか決められない。

⚫︎自分の意見を言うのが苦手。

⚫︎楽しいこと大好き。ついつい流されちゃう。

⚫︎本は読み聞かせ大好き。いまだに。文字の多い本はどうしても敬遠しちゃう。

 

↑の記事で思い出しましたが、一年前でさえ、小数点の打ち間違いなど、注意力の散漫さは特筆するべきものがありました。

 

息子ちゃんは小学校3年生の6月に入塾しましたが、入塾当時の幼さと言ったら

⚫︎集中力は10分。宿題は先生が促さないと始められない。

⚫︎わからない問題があると泣き出してしまう。

⚫︎切り替えが苦手で、気になることがあると、すぐに気が散ってしまい、勉強に戻れない。

⚫︎先生がつきっきりで見てあげないと、気がつくとぼーっとしてしまう。

 

などなど…思い出すだけでクスっとなるようなことばかり。

でも3年生の頃の悩みは、今はほぼ解決しています。

 

今、特に幼いと感じるところは…

 

昨日、息子ちゃんは重松清さんの「きみの町で」という本を1人で読んでいたのですが、「これ、読みやすいけど、何だか気持ちがモヤっとする」という感想。

 

この小説は、人の気持ちって何?自分って何?とか考えさせる内容で、人を好きになる気持ちとか、電車で席を譲ってあげられない葛藤とか、人の内面を読み取る力がないと難しい本らしい。

 

人を好きになる気持ち、意地悪してしまう人の気持ち。

自分が経験したことのない感情を想像するのって、すごく難しい。

 

複雑な心情を読み取り、自分なりの考えを言葉にする、と言うのはすごく精神的な成熟が必要かもしれない。

今の息子ちゃんはその領域までは到達していないと思う。

だけど、そう言う難しい文を読んで、考えようってしているだけで、すご〜く成長してる!!!って感じてしまう。

 

現段階でも、一般的な中受生に比べたらかなり幼いと思うけれど。

 

きっと、再来年、6年生の2月ごろには、また全然違う息子ちゃんに成長していると思うのです。