他の人の手を煩わせなくてもいいように、Y崎さんの物を参考に、セルフスタート装置を作りました。

 尾輪をピアノ線の間に入れてセットし、紐を引くと下側のピアノ線が引っ込んでスタートします。

 巧くできたと一人で喜んでいたのですが、よくよく考えるとエンジン始動が困ったことになると気づきました。

 倒立エンジンなので普段は背面で始動しています。しかし、一人で背面で始動し、エンジンが全開のまま正面にして装置にセットするのは大変そうです。というか、危なくてできそうもありません。

 そうかといって正面のまま始動するのは、スターターが使えるといっても容易ではなさそうです。小排気量の2サイクルエンジンなので、特にこれからの季節はそれなりのチョークが必要ですが、入れ過ぎればプラグが濡れてしまうし、最悪はウォーターハンマーでコンロッドを曲げてしまいます。パイロン機みたいにスターターで回しながら排気口を指で押さえて燃料を送り込めば掛けられますが、片手で機体を保持し、もう片手でスターターを回したら、手が一本足りません。

 せっかく作ったのに使えないかも・・・