蜻蛉⑧小宰相 | 吉備路残照△古代ロマン

吉備路残照△古代ロマン

吉備路自転車道を回って以来すっかり古代吉備国の残り香に取り憑かれました。
歴史と神話が絡み合っているから多くの遺蹟の故事来歴が謎に包まれています。
鬼ノ城・温羅伝説・鳴釜神事等の謎に新しい解釈を加えていけるので楽しみです。

源氏物語

 

52帖 蜻蛉

 

薫27   匂宮28  中の君27

浮舟22  明石中宮46

 

紫式部像

日野山/越前富士を仰ぐ

金色の十二単を身に纏った紫式部。

 

紫式部公園

 

 

 

常陸の守、

 

「浮舟殿は、なぜ、恵まれた身を自らお捨てになられたのか。

私など薫の君にながくお仕えしたが、お近くに召されたことなど一度もなかった。

有り難いことに、薫の君は子供たちの任官のことを心に掛けて下さっておられる

 

 

匂宮と薫は未だ浮舟を失った悲しみの中にあるが、匂宮は気晴らしのためか女君を物色しているという。

 

姉の女一の宮には小宰相こざいしょうという女房が仕えているが、匂宮は以前から関心を寄せていた。

 

琴や琵琶をみごとに奏し、気立てが良く語り口が洗練され才色兼備でもある。

 

筆跡は流れるように美しい。

 

しかし、彼女もまた薫と親しい関係にあった。

 

真面目人間で通っている薫は、匂宮のように強引で手が早くはないが、なかなか発展家のようである。

 

というよりは異性同性を問わず、他人と良好な関係を築く能力に長けているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

名作映画案内237

原題*Sully

ハドソン川の奇跡

2016年公開

原作*サレンバーガー機長の手記

「機長、究極の決断 『ハドソン川』の奇跡」

監督*クリント・イーストウッド

主演*トム・ハンクス/

サレンバーガー機長/愛称Sully

2009年1月15日

乗客乗員155人

乗せた航空機がマンハッタン

上空850mでコントロールを失った。

にも拘わらず、

一人の死者も出さず生還した奇跡の真相。

96分