橋姫④対面 | 吉備路残照△古代ロマン

吉備路残照△古代ロマン

吉備路自転車道を回って以来すっかり古代吉備国の残り香に取り憑かれました。
歴史と神話が絡み合っているから多くの遺蹟の故事来歴が謎に包まれています。
鬼ノ城・温羅伝説・鳴釜神事等の謎に新しい解釈を加えていけるので楽しみです。

源氏物語

 

45帖橋姫

 

薫20~22 匂宮21~23 大君22~24

中の君20~22 冷泉院49~51

 

 

大君      中の君     

有明の月の下、

箏と琵琶を合奏する姫君たちを垣間見る薫。

薫は、

気品があり優雅な佇まいの姫君たちに心惹かれる。

 

 

 

 

 

この世に失望していながら出家できず、しかも忙しさに紛れて勤行さへ疎かになりがちな薫には、〈俗聖〉こそ理想の生き方に思えるのである

 

「ぜひ、宮にお会いしたい」

 

薫はさっそく、阿闍梨に仲介を頼んだ。

 

八の宮は系図上では薫の叔父とされているが、血の繋がりはない。

 

薫は、源氏の妻・女三の宮と柏木との不義の子。

あたかも、

冷泉帝が桐壺院の子ではなく、藤壺宮と源氏との子であるように。

これは、源氏の立場で【因果応報】とされる。

 

幾度か宮と手紙のやり取りをして、薫は宇治へ赴いた。

 

 

 

 

意外なほど、簡素な《山荘》である。

 

何の飾りもない、六畳ほどの部屋に通された。

 

対面して、八の宮の俗気の抜けた佇まいに、「〈俗聖〉とは、こういう方のことをいうのか」と薫は改めて感じいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名作映画案内146

原題*The English Patient

イングリッシュ・ペイシェント

1996年公開

原作*マイケル・オンダーチェの小説

「イギリス人の患者」

監督*脚本*アンソニー・ミンゲラ

主演*レイフ・ファインズ/アルマシ-(男)

1944年、イギリス

飛行機事故で火傷を負い

記憶を失った男が病院に搬送された。

次第に記憶を取り

戻しいる彼は看護師に語り始める。

ハンガリーの伯爵家出身で

サハラ砂漠で地図を製作していた--。

1938年、

英国から夫婦で来た人妻と激しい恋に落ち--。

162分