若菜下⑯譲位 | 吉備路残照△古代ロマン

吉備路残照△古代ロマン

吉備路自転車道を回って以来すっかり古代吉備国の残り香に取り憑かれました。
歴史と神話が絡み合っているから多くの遺蹟の故事来歴が謎に包まれています。
鬼ノ城・温羅伝説・鳴釜神事等の謎に新しい解釈を加えていけるので楽しみです。

源氏物語

 

35帖若菜下

 

源氏:41~47 紫の上33~39 女三宮15~21 夕霧20~26
明石の君:32~38  明石女御:13~19  柏木:25~31

髭黒左大将36~42 玉鬘27~33 冷泉帝23~29

 

太政官制

「太政大臣」と「内大臣」は常設ではない。

 「内大臣」は「右大臣」の下。

左(右)大将は左(右)近衛大将の略で

左(右)近衛府の長官(令外官)。

 

 

 

冷泉帝が「即位」してから早や18年になる。

 

皇子に恵まれず、「譲位」すれば次の「帝位」には朱雀院の皇子(現・東宮。のちの今上帝)が即くことになる。

 

朝から晩まで窮屈な生活を強いられるの日常はもうこりごりだが、冷泉帝はやはり一抹の寂しさを覚えていた。

 

そんな時、体調を崩して突如、「譲位」した。

 

「男盛りのご年齢なのに、こんなに早く『退位』されるとは--」

 

世間の人々は驚きまた惜しんだ。

 

 

 

 

【朝廷】ではただちに東宮が「即位」し(今上帝)、今上帝明石女御の間に生まれた一の宮東宮となった。

 

冷泉帝が「譲位」すると、まもなく太政大臣が身を退いた。

 

がご『退位』されたのに、この老骨めが太政大臣を退任するのに何の不思議があろうか」