建礼門院右京大夫 ①愛する者の死 | 吉備路残照△古代ロマン

吉備路残照△古代ロマン

吉備路自転車道を回って以来すっかり古代吉備国の残り香に取り憑かれました。
歴史と神話が絡み合っているから多くの遺蹟の故事来歴が謎に包まれています。
鬼ノ城・温羅伝説・鳴釜神事等の謎に新しい解釈を加えていけるので楽しみです。

$吉備路残照△古代ロマン-壇ノ浦の戦い 壇ノ浦の戦い

前途への希望にあふれ、幸福の真っ只中にあった人生の花の盛りを、突如として襲った余りにも痛ましい出来事。

愛する者の死。

それを境に、急転直下。

長いあいだ育んできた将来への夢を自ら捨て、あらゆる望みを絶ち、自己の内面との対話にのみ、生活感情を限定してしまう。

表向きは世間の人々に立ちまじりながらも、その実、心は絶えず過去を振り返るばかり。

追想は止まるところを知らない。

日々の暮らしの中で、見るものにつけ聞くものにつけ、鮮やかに心に蘇ってくるのは、あの方との懐かしい事ども。


我ともなく心が弾みときめいた、あの時。

思い返すたびにチクリと胸が痛む、あの場面。

決まって感傷の涙にくれる、あの言葉。


そんな、過ぎ去った、しかし忘れられない思い出の中でのみ、ひっそりと生きていく。

そんな境遇を余儀なくされた女性は、古今東西けっして少なくはないのかも知れない。


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