吉備氏と古代豪族 | 吉備路残照△古代ロマン

吉備路残照△古代ロマン

吉備路自転車道を回って以来すっかり古代吉備国の残り香に取り憑かれました。
歴史と神話が絡み合っているから多くの遺蹟の故事来歴が謎に包まれています。
鬼ノ城・温羅伝説・鳴釜神事等の謎に新しい解釈を加えていけるので楽しみです。

$吉備路残照△古代ロマン-古代豪族大和地方における豪族分布図


今、その豪族の末裔が皇居に住んでいる可能性が高い、と私は思う。

葛城氏かも知れない、吉備氏かも知れない、巨勢氏かも知れない、平群氏かも知れない、尾張氏かも知れない、大伴氏かも知れない、蘇我氏かも知れない、物部氏かも知れない、あるいは……。

もし吉備氏の勢力が強大だったころ、先陣を切って統一的な『歴史書』を編纂、流布させていたら……。

温羅の末裔一家が毎年、1月2日に高いところからガラス越しに手を振り、時折、幸せそうな家族団欒の絵柄を、日本国民に提供してくれていることだろう。





日本史上における『古事記』と『日本書紀』のもつ絶大な意義と影響力を思わずにはいられない。

吉備氏は大和政権の黎明期である3世紀頃、現在の岡山県全体(備前 備中 美作)と広島県の東半分(備後)と兵庫県の西部(播磨の一部)を中心に大きな勢力をもち、政権作りにも関与した。

但し、古代吉備国全体の統治者がいたわけではなく、何人かの首長が大和や出雲と対峙するために同盟を結び、それを吉備氏と称していたのである。

吉備地方は古来、温暖な気候に恵まれた代表な米作地帯。

また、中国山地産出の豊富な砂鉄と瀬戸内海沿岸での製塩、それに瀬戸内海という舟運に恵まれていた吉備は、朝鮮半島との交流もあって一大先進地帯を形成していた。






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