浅部クリニックのブログ

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Aβ-溶血性連鎖球菌によって引き起こされる感染症です。

感染経路

飛沫感染と皮膚からの接触感染があります。人に感染する期間は発病してから、無治療では2~3週間です。

潜伏期

2 日~ 5

好発年令

主に210歳頃に多く(ピークは510歳頃)、成人には少ないといわれています。
好発時季

123月に一番多く、79月が一番少ない

症状

1)咽頭炎・扁桃腺炎
発熱(90%以上)、のどが痛い、のどが赤い、扁桃腺に白いものが付きます。(そのために口臭があることも多く、血液の混じった黄色い痰が出ることもあります)
2)口蓋の点状紅斑・点状出血斑
口の中の口蓋垂(のどちんこ)を、中心に赤い小さな点状の出血斑が認められます。
3)イチゴ舌
舌の表面が、イチゴの表面のようになることがあります。(発病24日目)
4)全身発疹
顔や股のところに、小さい赤い発疹が多数出現します。(発病12日目)かゆみを伴うことも多いようです。(猩紅熱)
5)皮膚落屑
いろいろな症状が消えた後(56日目以降)に手や足の指先から皮がめくれてきます。
6)その他の症状
頭痛・だるさなどの発熱に伴う症状などが認められますが、咳・鼻水などの一般的なかぜの 症状は、他の感染症に較べると少ないようです。嘔吐を伴うことはありますが、下痢はあまりありません。

診断

咽頭ぬぐい液、結膜擦過検体を用いた迅速診断キットで確実に診断できます。

治療

感受性のある抗生剤を内服すれば発熱は1-2日で治まりますが、急性腎炎・リウマチ熱・血管性紫斑病などの合併症を防ぐために、1014日間程度抗生物質を飲むことが勧められています。

周囲の人に対する治療

溶連菌と、はっきりと診断された場合には、その家族全員にも抗生物質を服用することが、おそらく一番理想的との考えもあります。(兄弟で50%、親で20%感染しており、感染者の5080%発病するという報告もあります。)現実的には、発熱や咽頭痛など症状がある人や、検査の陽性の人は、
抗生物質を服用することが多いようです。また幼稚園・保育園などで流行しているときは、抗生物質が予防投与されることもあります。

家庭で注意すること

熱のあるときは水分を十分取らし , 熱がなく元気が良ければ入浴も良いです。抗生剤の予防投薬をしない場合は、コップの共用などは避けましょう。

出席できる基準

抗生物質を12日服用し、発熱や発疹が治まって元気があれば登校・登園してもかまいません。

合併症発見のための検査の必要性

溶連菌の毒素によって、発病 2 3 週後にみられるリウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあり、特に急性糸球体腎炎が重大です。そのため、発病後 2 週間目と3週間目の 2 回、尿検査を必ず受けて腎炎の発病の有無を確かめてください。
1
回目: 2 週間目(   /   )尿検査・咽頭細菌培養

  2 回目: 3 週間目(   /   )尿検査

予後

Aβ-溶血性連鎖球菌にも、いろいろなタイプがあります。日本では、だいたい45種類のタイプがあり、45回は感染する可能性が言われています。

 水痘は、潜伏期は約13日~17日、空気感染や接触感染でうつります。感染力は比較的強いので、濃厚な接触があれば、70-90%程度は感染すると言われています。発疹の出る12日前からすべての発疹がかさぶたをかぶるまでが、感染期間といわれています。アトピー性皮膚炎の人は、水ぼうそうを掻きむしって、アトピーがひどくなることがありますし、健康なこどもでもまれに、脳炎などを引き起こし重症になることもあります。年齢的には、2-8歳くらいに多く、生後3ヶ月未満では少ないのですが、母親からの抗体は生後1ヶ月をすぎると効果が減ってきますので、生後1ヶ月をすぎればうつる可能性があります。


水痘(水ぼうそう)の症状

発 熱


37-38度台の発熱が24日間続くことがおおく、4人に1人くらいは、発熱がありません。

発 疹


湿疹は、紅斑(赤いブツブツ)丘疹(少し小さく盛りあがる)水疱(少し水を持ったような水ぶくれ)痂皮(かさぶた)というような経過をたどり、進行はきわめて早い。(数時間~34日)また、体や手足、口の中、頭髪部位にも出来る。


水痘と帯状疱疹

原因となるウイルスは同じ varicella-zosterウイルスです。このウイルスに初めて感染を起こしたときは、水痘となります。水痘にかかった後、このウイルスは神経や神経節などに潜んでいます。そして免疫が低下したときに(老化、ストレス、疲労、他の感染症にかかったときなど)、このウイルスが再び活性化し帯状疱疹(帯状ヘルペス)を引き起こします。従って、水痘にかかったことのない人は、帯状疱疹にかかっている人と接触することで、水痘になる可能性があります。


水痘の治療

本来は、自然に治る病気ですので特に薬はいりません。小さい子供では爪を短く切ったりして、皮膚を清潔に保ったりしてとびひを予防することが大事です。また抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めをひっかき予防に服用することもあります。
(1)抗ウイルス薬(内服・点滴)
早期に抗ウイルス剤(ゾビラックスやアラセナA)を使用すれば、症状が比較的軽くすむ場合が多いです。もともとは、重症の人に使われていましたが、最近では重症ではない人にもよく使用されます。
(2)解熱剤
(3)抗生物質
とびひなどの細菌感染があるときに使用します。
(4)塗り薬

石炭酸亜鉛華軟膏(カチリ)や非ステロイド系軟膏(アンダームなど)がよく使用されます。とびひなどの細菌感染のおそれがあるときは、抗生物質の入った軟膏(ゲンタシン)が使用されます。


お風呂はいいか

高熱時や、体が消耗しているときは避けましょう。ただし体の清潔を保つために体を拭くことは、かまいません。熱もあまりなく元気なときは、入浴もかまわないでしょうがその場合もシャワーの方がよいでしょう。(湯船の湯はきたない)


いつから登校・登園

発疹がすべてかさぶたをかぶるまで(おおよそ1週間前後)は、出席停止です。