遊びを極める |   Hilole Lani

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   糸を紡ぎ、布を編むように一人ひとりが好きな世界を創っていき、
   それぞれの世界が出会いによって重なり、共に経験していくことで
   さらに美しい世界が広がっていきますように☆




鳥をテーマにした
ジュエリーの展示会に行ってきました。

鳥の剥製標本とともに
ハイジュエリーが展示されているという…
とても不思議な空間。



最近の展示は写真OKなところが多くて嬉しい。




「極楽鳥」




立派な剥製があちらこちらに…。




オナガドリの剥製。

これ、上からみょーんと伸びてるやつが
それぞれ一本の羽根なんです。

羽根って通常、生え換わるものなんだけど
伸び続けてこうなるらしい…。

ここまで伸ばすには
人による管理が必要になってくるとのこと。
そりゃそうよね。






そんな剥製を見つつ、
鳥モチーフのジュエリーを鑑賞。

ジュエリーを撮るときは
とにかく照度を落とすことを覚えました!




丸っこいターコイズがかわいい。

花もそうだけど
自然のものをモチーフにすると
絶対に必要な曲線!!


曲線美をいかに表現するかですよね。





フラミンゴカラーの白鳥…だと思う。



この曲線に直線的な宝石をどうやって埋め込んでいくか…。


宝石のカットも曲線にできるけど
光を放つ輝きとなると直線カットよね。


緻密な作業。






この派手さ、南国っぽいなぁ。





中でも、この鷲のクリップがかっこよかった!!
孔雀石のグリーンの使い方と言ったらもう!!(悶絶ラブ)

オニキスの黒とパールの白とのコントラストもかっこよさを引き立ててる!!






照度の落としが足りなかったなー。


好きな色の組み合わせです。





躍動感ある曲線!!




もう…ホント気の遠くなる作業なんだろうな。


金属曲げるだけでも大変じゃんね!!




なんかもう…見ているとさ、
売るために作ってる感じがしない。


たぶん本当に売るためじゃないんだと思う。



そして、身につけるためのものを作るというより
こんなものを作ってみたいという
純粋な欲求からなんじゃないかしら。



職人の遊びの延長みたいな。




好きで好きで、のめり込まなきゃ
ここまで素晴らしいものはできないでしょう。




こんなふうにしたら
こんな感じに表現できるかな?というのを
色々試してカタチにしていく。

その工程をとことん楽しんでいる。



表現する喜びのド真ん中にいるんじゃないかな。





出来上がって、完成させる達成感とかもあるけど
それまでのコツコツとやる地味な工程に
喜びと幸せを感じてるんだろうな。




職人の遊びの極みって、
めっちゃかっこいい!!



私もそう在りたい。






今回の展示会タイトルである「極楽鳥」。

日本名は「風鳥フウチョウ」です。


その羽根の美しさから
乱獲され、彼らにとっては地獄だったかもしれません。




なんだかねぇ。





生き物は、わざわざ所有しなくても
私たちにたくさんの恩恵を与えてくれるのにね。



その恩恵を上手に受け取り、
感じて表現したものの一つが
今回展示されたジュエリーなんだろうな。

















とらやのレストランで
春の吹き上げごはんニコニコ

初ソラマメグリーンハート
グリーンピースのお流しも美味しかったグリーンハーツ