本筋を知っているからこそ楽しい@血のごとく赤く |   Hilole Lani

  Hilole Lani

 
   糸を紡ぎ、布を編むように一人ひとりが好きな世界を創っていき、
   それぞれの世界が出会いによって重なり、共に経験していくことで
   さらに美しい世界が広がっていきますように☆



幻想童話集
「血のごとく赤く」を読みました。




 

 



ふふふラブ


私、童話のパロディ好きなんですよねーイエローハーツ




シンデレラとか

いろんなパターンで読んだなぁ…。



シンデレラの義理の姉目線の物語も

面白かった記憶がある…

詳しくは忘れた(笑)





「お姫さまと王子さまは幸せに暮らしましたとさ♪」で、

終らないのがいいのよね!(笑)




だいたいがドロドロで

ハッピーエンドで終らない。



むしろバッドエンド。




誰もが悲しみのなかに終わる。




中途半端なようで、

「こんな終わり方ある?」と

ツッコミを入れたくなるような。



その物語の続きを想像したくなるような終わり方。





悲しみのまま消えていくような終わり方。





ハッピーとは程遠いけど

これも一つの幸せのカタチなのかな~なんて。





人間の醜い部分をまざまざと見せつけてくる。





それでも、

本編を知らないと楽しめない部分もありますよね。


ハッピーエンドを知っているからこそ

皮肉を楽しめるというか…

本筋を知らないと

楽しむというより、悲観にくれて終わるw


もやもやがひたすら残るかも。






日常でもそうなのかも。


本質を知っているから

悲しみも楽しめるというか…

ぜーんぶ幸せだと知っていると

悩みや悲しみすら楽しみのひとつだということ。





さっさと認めたほうが楽チンだニコニコ






挿絵もミステリアスでよかったなぁ。