三浦しをん『風が強く吹いている』

おはようございます。

昨晩飛び込んできた地震速報、「震度７」の表示に驚きました。
突然の大きな揺れ、TV局の棚から書類が落ちる様子が揺れの強さを物語っていました・・。

被害にあわれた方々へ心よりお見舞い申し上げます。
余震が早くおさまってくれる事を願います。

さて、先日購入した本。

左側の　「風が強く吹いている」　読了しました。

ラストは泣くだろうな・・と思いながら読み始めたのですが

ラストどころか！　途中からほとんど泣きっぱなし

物語の視点が主人公だけではなく、時々竹青荘の10人へ切り替わるのが面白いところ。

「このメンバーで箱根駅伝を目指す」という共通の目標に向かって、それぞれの思いが交差します。

読みながら自分も一緒に走っている気分になるので、時にはハイジになり、時にはカケルになり、みんなの想いにうんうんとうなずきながら、なんだか11人目のメンバーになっているような。

陸上部の数だけそれぞれのドラマがある、ことを改めて感じます。

自分のために、チームのために、準備と練習を重ねてベストを尽くす。

「走る」ってきれいだな、こんなふうに走れるなんてすごいな、素直にそう思います。

いつか箱根駅伝、実際に見てみたいと思ったし、久々に素晴らしい青春小説に出会えました

箱根駅伝を走りたいーそんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。
「駅伝」って何？走るって、どういうことなんだ？
十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること（＝生きること）に夢中で突き進む。
自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がってゆく・・・・風を信じて、走れ！
「速く」ではなく、「強く」ーー純度１００％の疾走青春小説。

引用：三浦しおん『風が強く吹いている』　新潮社

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本日もお読みいただき、ありがとうございました！

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