みなさん、こんにちは!
Asaです^_^
学会や研究発表が立て続けで忙しい期間が続いていたのですが、ようやく一段落しました...いよいよ就活が本格になってきます。
ブログを忘れて放置してしまいましたが、実は11/1に館山にビーチコーミングに行ってきました!少しブランクが開いてしまい、当日の詳細は若干ゃうろ覚えになっておりますが、綴っていきます。実は、うろ覚えでは済まないとんでもないブツを拾ってしまいました。
それは恐らく、過去の自分のビーチコーミングの中で1番の逸品。。。
そんな前置きはさておき...
当日は大潮の後の休日という事で、小型のタカラガイはあまり期待できないかもしれないかなと思う一方、潮位の高さからFDの打ち上げがあるかも?と期待(^^)
まずは布良から。
打ち上げはやや少ない?と思うものの波が丁度良いくらいに貝溜まりを洗ってくれたおかげで、拾いやすい状態になっていました。そして、誰かに踏まれた?かのような状態でまず見つかったのが、
いきなり良品のヤナギシボリダカラ^_^しっかり黒い筋、通称「柳絞り」模様が残っている新鮮な個体でした!房総ではそもそも本種が拾いにくくなっていますし、拾えても擦れ切ってしまった個体が多く、柳絞り模様の残った個体はかなり少ないです(^^)
擦れた個体はコッペパンに良く似ているのでコッペパンという愛称が付いているのですが、コレは脱コッペパンしていますね。いや、カビの生えたコッペパンか...?
まさかいきなり良品ヤナギシボリダカラに出会えるとは思っていなかったので、この後のレア物ハードルが非常に高く設定されてしまいました^^;
その後タイドプールからクロシオダカラやアヤメダカラを救出。
同じタイドプールからは、房総では初めて見たような気がする貝が。
ハナワレイシです。串本では散々見かけた本種ですが、房総では少ない貝だと思います。僕は初めて見た気がするのですが、ハナワレイシは擦れたり破片だったりすると模様がマルベッコウバイに似ているのでは?もしかしたらスルーしていただけかもしれません。公式な分布に房総半島は入っていないようですが。
その後もほどほどにプチレア系が見つかりました。
ツマベニメダカラは、ツマムラサキメダカラに似ていますが淡色の部分が帯状になって目立つ点で区別できます。ツマムラサキメダカラに比べると小さく、数も少ないので見つけにくいです^^;
そして名物のアジロダカラ^_^
しっかり模様残りです。本種は房総半島が全国で最も拾いやすいのですが、理由が気になるところです^^;
他の貝もなかなか好調で、なかなか見つからないイササボラやマルシロネズミが見つかりました。
続いて小移動して平砂浦へ。前回ヒメハラダカラを拾ったゴロタ場から探索。まず出てきたのが、
根本や布良よりも平砂浦で見つかる確率が高い種です。やや深場にいるそうで、平砂浦は深場の貝が上がりやすいという定説に寄与している種です(^^)
そして、ふとゴロタ場の波打ち際に溜まっている貝を少し熊手でさらっていると...
中型クラスのタカラガイがポロリ。
まぢ...????!!!!
ヒメハラダカラFD!?!?!?
間違いなく、過去1番のタカラガイ!!!
深場に棲むうえ、房総では滅多に見つからない種です!!FDが拾える期待をほぼほぼ最初から放棄していた種なのですが...
背中の淡緑色の模様、その周りを取り巻く斑点、そして腹面のオレンジ。堪らん...(^^)
ヒメハラダカラが比較的拾いやすい御前崎でもこんな個体、聞いたことないです^^; 明らかに模様ハゲが無い!クロハラダカラFD並に希少なもなものではないでしょう。そして、房総にもしっかり現生の個体がいるという事ですね^_^
それにしても...
脳汁どぱぁ状態が、帰宅しても続いておりました笑 いつの間にか、気持ち悪いほどカメラ回してました^^; この模様が綺麗な新鮮なうちに写真を撮っておきたい!という一心で...こういう時に出来るだけ綺麗な画素で撮りたいのでカメラの知識があったらなと思うのですが、いかんせんメカニカルなものにあまり興味がなく^^;
いやー、まさかのヒメハラダカラのFD...
紛れもなく、過去一の拾い物。
お前は富士山だ!!!
かなり久しぶりに見つけました。平砂浦で見たのは、恐らく2年前O先生が見つけた時以来です。
これも房総では非常に珍しい種で、成貝になるとかなり重さのある金黒の高級感に溢れるタカラガイになる種です。しかし南方系の種の為、房総では幼貝期でほとんど死滅してしまうようで、亜成貝までしか得られていません。海水温上昇を望んでいる訳ではありませんが、房総でもいつか成貝が拾えたら良いのですが^^;
いつもならハチジョウダカラでうおー!!!となっているところなのですが、ヒメハラダカラの時に分泌された脳汁のせいで感覚が麻痺していました。
そして浜の方では、
これまた少ないヒメホシダカラの幼貝!
これも、南方系で房総半島では少ない種です。何故か本種は三浦半島の方が多産なんですよね^^; 最近は減っているみたいですが... アリソンエダカラやカバフダカラの幼貝に似ますが、螺塔の凹みが弱く全体的にクリーム色になる点で異なります。
そしてまたもや、
ウミナシジダカラの良品か???ちょっと惜しい^^;
艶が失われ、若干はげつつありますが、模様はそこそこ残った個体ですね(^^) 色味については、房総半島に多い濃い色合いが特徴としてよく残った個体だと思います^_^さらにすぐ近くから、
サバダカラ一族の中では、スソヨツメダカラに次いで珍しい種です(^^) 本種はビーチコーミングシーズンの冬以外ではあまり見かけない印象です。南方ではあれほどたくさん見つかるのに、房総では少ないのですよね...
クチグロキヌタも見つかり、根本や布良と言った他の場所では少ないスソムラサキダカラやハナビラダカラなども。用事があるので根本が見れずやや早めの撤収になってしまいましたが、大満足!ヒメハラダカラのFDが拾えた事はもう、一生の思い出です^_^
この日のビーチコーミング 成果
上:メラーノ
下:平砂浦
コッペパンではないヤナギシボリ1、コモン1、ナシジ3、アヤメ4、カバホシ4、クロシオ7、アジロ14、ツマムラサキ24、カミスジ1、メドワーフ1、ツマベニ1、クチグロ4、ヒメハラ1、ヒメホシ幼1、ハチジョウ幼1、スソムラサキ1、アリソン1、ウミナシジ2、コッペパンを通り越したヤナギシボリ1、キイロ1、ハナビラ1、クロ3、ウキ1、ホンサバ1、チャキヌ幼1
コッペパンではないヤナギシボリ1、コモン1、ナシジ3、アヤメ4、カバホシ4、クロシオ7、アジロ14、ツマムラサキ24、カミスジ1、メドワーフ1、ツマベニ1、クチグロ4、ヒメハラ1、ヒメホシ幼1、ハチジョウ幼1、スソムラサキ1、アリソン1、ウミナシジ2、コッペパンを通り越したヤナギシボリ1、キイロ1、ハナビラ1、クロ3、ウキ1、ホンサバ1、チャキヌ幼1
良かったタカラガイ。
紹介していなかったのですが、ナシジダカラも結構な良品です^_^
忙しい中、行って良かった...
今後これほどの個体の収拾は難しいのでしょうけど、こういう出会いがある事を信じて通う事がやはり大事ですね(^^)
次は、沖縄遠征に行ってまいりますのでその記事ですかね。頑張って綴ります、ASAPで^_^
赤字は、特に嬉しかった収穫です。
最後まで見てくださり、ありがとうございました(^^)