Asaによるビーチコーミングとクワガタ標本の日記

Asaによるビーチコーミングとクワガタ標本の日記

ビーチコーミング初心者(2017/2/12~)のAsaが主に千葉の海を歩いて得たお宝や採集記を綴る簡素な日記です。クワガタムシについても覚え書き程度に。その他、熱帯魚、釣り、天体観測なども。どうぞよろしく(^^)
In Order To See "them", We Walk Along the Beach Today.

Lucanus yulaoensis Lin,2021

ユーラオミヤマクワガタ


COLLECT DATA:Jianshi, Hsinchu County, N.Taiwan


非常にマニアックなミヤマです。日本で出回っていたのを見た事が無かった為、入手できて光栄です^_^ というのも本種はごく最近、新種として記載されたばかりのキアシミヤマ L.miwaiに非常に良く似た種で、台湾のコレクター間では北部型キアシミヤマとして区別されていた個体群。生粋のキアシミヤマは台湾中部・南投縣松崗に多産するが、本種は台湾北部・新竹縣尖石に分布する。種小名のyulaoensisは本種が得られた尖石の宇老 Yulaoに因む。

記載文 (Faunitaxys)によると大顎内歯の突出がキアシミヤマと比べて弱く、前胸背板後部が滑らかである点、体色は赤みが強い点などで区別される。また、垂直分布も異なる様で本種はキアシミヤマと比べて低標高の1400m付近に生息する。

台湾中部で多産するキアシミヤマとは対照に、得られる数も極端に少ない(らしい)。生態はキアシミヤマと同様、雄は日中に原生林内を活発に飛翔し、雌は林床を歩く様だが、生態が不明な点もあってか数は少ないそうである。まだ記載されて日が浅い為、知名度が低い。本個体の入手は記載後であったが、販売時は北部型キアシミヤマとされていたものである。