今日9月1日は、日本の誇る、世界的な名指揮者、
小澤征爾さんの満85歳の誕生日。
小沢さんは、1992年から長野県松本市で、
毎年7月から9月初旬にかけ、日本有数の音楽祭、
サイトウキネン・フェステイバル松本(現:セイジ・オザワ松本フェステイバル)」を
主宰されておられる。
今や、日本のみならず、世界中にこの音楽祭が知られるようになった。
実は、私は仕事の関係で、2006年から6年間、
長野県安曇野市の会社へ単身赴任していたが、赴任した翌年、
縁あって、会社が「サイトウキネンフェステイバル」の協賛をさせて頂くことになった。
そうした関係で、フェステイバルの打ち上げパーテイなどにも呼ばれることがあり、
思いがけず、小沢さんと、身近にお話しさせて頂けるなど、
今も 私の貴重な思い出になっている。
(1)2007年9月2日
=長野県松本文化会館<現:キッセイ文化ホール>でのフェステイバル打ち上げパーテイ=
=小沢さんと広上淳一さん<※>の掛け合いスピーチ=
<※:広上淳一氏:<現:京都市交響楽団 常任指揮者 兼 芸術顧問>
=最終演目チャイコフスキーのオペラ「スペードの女王」のカーテンコール=
(2007年9月2日 松本市民芸術館)
(2)2008年9月2日
=長野県松本文化会館<現:キッセイ文化ホール>でのフェステイバル打ち上げパーテイ=
=パーテイ会場で、カール・ライスター氏(※)からサインを貰う=
<※>カール・ライスター氏:元ベルリンフィル首席クラリネット奏者で、
サイトウキネンオーケストラのクラリネット奏者として駆けつけ参加。
小沢さんの信奉者のお一人。
2007年から2008年当時、
小沢さんは ウイーン国立歌劇場の音楽監督を勤められるなど、
世界を股にかけて、日夜多忙を極めておいでだったが、
日本の若い演奏者を育てたいという、強いお気持ちを持っておられ、
このフェステイバルの期間を通して、様々な機会を作りながら、
若手音楽家の指導育成にあたっておられた。
当時小沢さんは、
世界の音楽界に君臨されていると言っても良い御立場だったので、
とても近寄り難い存在だったが、
パーテイの会場で、短時間ながら、直接言葉を交わさせて頂いた時、
その謙虚で腰の低いお人柄に、大変感銘を受けたことを憶えている。
現在、体調が余り思わしくない中にあって、
なお、若い音楽家育成へのお志を果たされるべく、
懸命に努められておられるという報道に接すると、
全く頭が下がる思いである。
拝