流産・死産を経験しているママは一定数いらっしゃって、

みんなそれぞれのドラマがあって、

悲しみやトラウマを抱えている。


その中でも頑張って、

レインボーベビーを妊娠出産している方は、

たくさんいる。


そういう方々と、私は何が違うんだろう?

なぜ、私はうつ状態にまで発展してしまったんだろう?

なぜ、こんなにも妊娠出産が怖くなってしまうんだろう?


私が、るるの妊娠出産において、トラウマになったエピソードはいくつかあります。


①母体搬送されたこと。

最初は、ウテメリンの副作用かな?と思ったけど、とんでもなく気だるく寒気を感じ、立ち上がれなくなった。

これは「おかしい」と思い、21:30頃産院に向かった。

結果、「陣痛が来てる、子宮口が開き始めてる」ため、救急車で母体搬送される。

救急車の中では、『このまま私も死んじゃうかも…』と考えてた。


以来、気だるさを感じると、あの時がフラッシュバックして、パニック発作を起こしかけたこと数回。

そして、この日付を見るたびに、全身の力が抜けるように。怖い怖い日。


②るるの瀕死状態を見る。

24週520gで誕生。生後8日目に、腸管穿孔の手術を受けることに。

ところが手術終了予定時刻を過ぎても終わらない、『何かあったに違いない。』。


ようやく医師に呼ばれ、手術室へ。

そこにいる、るるは、さっきとは別人のよう。

開腹したら、腎臓が腫れていて、そこから大量出血をしたとのこと。

つまり、出血性ショックを起こした。

輸血を通常の10倍量を送るも止血できなかったこと。

腸管穿孔の根治手術はできなかったこと。

腫れと出血と皮膚の脆さで、お腹をしっかり閉じれなかったこと。

軽く縫っている程度で、ガーゼを当ててテーピングでとめているだけ。

でも、ドバドバ血液が溢れるから、変えても変えてもガーゼはすぐに真っ赤になる。

この姿、両親に見せてよいものなのか!?

私は過呼吸になり気絶寸前、なんとかナースに支えられ立てた。


そんな瀕死の状態だから、顔色も紫?緑?茶色?なんとも言えない色。

本当に苦しそうで苦しそうで、涙が止まらなかった。

どうにかしてあげたかったけど、何も出来なかった。

そして、またすぐ治療に入るからと退出させられる。


夜中、ひっきりなしにるるがいる個室から、

バイタル低下を知らせるモニター音が鳴り響く。

止まっては、また鳴り、

「今夜が山場」という言葉の通り、今にも心臓が止まりそうだった。

怖くて不安で、控え室で仮眠どころではなかった。


明け方、呼ばれ

「なんとか小康状態に持ちこめました」

とのこと。

顔色もよくなり、

なんとかバイタルが安定したものの、

出血は止まらず、やっぱりみるみるガーゼを真っ赤に染まる。

「この後、止血してくれれば、望みはあります」とのこと。


昼過ぎ、

「望みの止血ができず、多臓器不全を起こしている。最期、ご家族でどういう時間を過ごしたいか話し合ってください。」

と宣告を受ける。

泣いて泣いて泣いて、夫とも意見が分かれてケンカしながらも、


生きているうちに、「息子に会わせたい」とお願いし、

NICUの面会ルールでは無理だったけど、特別に息子を会わせてあげられた。


色々チューブは外して、

初めて保育器から出して、

抱っこをしてあげた。

嬉しくて嬉しくて悲しいのに泣けた。


もうすぐそこまで、お別れの時間が迫ってる中、

ずっとずっと抱っこした。

夫や祖母と交代しながら、24時間休まずずっとずっと抱っこした。

たくさん話しかけた、子守唄も歌った。

写真も動画もたくさん撮った。


そして医者の予想を超えて、そこから2日間以上も生き長らえることができた。

そして、手術日から3日後の朝、夫と2人で静かに見送った。


③死が身近に

るるが亡くなってから、死が身近になった。

ちょっとした体調不良も、ちょっとした怪我も敏感になった。

息子には過保護になった。

医者にかかれば、笑われるような些細なことでも病院に行くようになった。

『事故に遭わないか、病気にならないか』常に気が気でなくなった。

おまけに、このコロナ禍・安全性が不安なワクチン、本当に病的に恐れるようになった。

だって、また家族の誰かが死んだらと思うと、私はもう二度と立ち直れない。



そんなふうに、

出産・死別を通して、

とんでもなく日常生活に支障がでるようになった。


他の天使ママも、こうなんだろうか????

でもそれぞれドラマがあるから一概に比べられない。


カウンセラーは、

「お子さん亡くされてるんだから当然、自然な感情だと思いますよー」

「心配なら病院にいけばいいんです、そしたら安心できるでしょ」

「次の妊娠でも同じになるとは限らないですよ、心配し過ぎないで」

なんて、優しく寄り添ってくれるんだけど、

そのアドバイスでは、全然足りなくて、腑に落ちなかった。


そして、主治医にそのことをやっと相談してみたら、

『PTSDの可能性もあるから、トラウマケアに長けているカウンセラーに変更しましょう』

となりました。


そして、本日、新しいカウンセラーさんのもとで、治療を受けることに。

概要を話すと、やはり、ただ話を聞いてもらうだけのカウンセリングや認知行動療法よりも、トラウマケアをした方がいいとのこと。

EMDRという、催眠術のような技法を使ってカウンセリングしてもらうことになりました。

※のだめカンタービレで、千秋が飛行機事故のトラウマを克服した時の手法のようなもの。


来週から、週1で通い、1月末には完了するでしょう!とのこと。


そしたら、

産科に行っても、泣かなくなるかな。

経緯を話す時も、泣かずに話せるようになるかな。

検診で、動悸しなくなったり、血圧も上昇しないかな。

とにかく、次妊娠できた時に、心穏やかにマタニティライフ過ごせるように、心の傷を癒したい!!!


なんとか、この妊娠出産へのトラウマを克服(とまでもいかなくても、上手に関われるようになって)して、2022年には、前向きに妊活できるようになりたい。



参考までに、EMDRの治療のことブログにする予定です。