その先へ ①/3あなたは温かい人。その温もりに触れたくて、たくさんの人が囲んでる。そんな中、あなたはわたしを見つけてくれた。隅に蹲っていたわたしに、あなたは手を差しのべた。ふと顔を上げた時に見せたあなたの微笑みで心が、身体が溶かされていくようだった。わたしは躊躇することもなく、あなたに向けて手を差し出した。あなたの笑顔が咲き誇り、その左手がわたしの手に触れ優しく引き上げてくれた。繋いだ手からじんわりと心に伝わってきた温もり。そして、繋いだ手を見つめ寄り添いたいと願い始めた。