気が向いたらお花を買います。
お花が好きです。
芍薬はそこはかとなく香るし、
水あげに少し気を使う。
だからかたいつぼみが咲いたらなんか嬉しい。
そして開いたときの華やかさが好き。
でも咲き誇る強さみたいなのは感じない気がして。
それがまたなんとも言えず好き。
こういう小花も好き。
よくよく見ると一つ一つの花の形がかわいい。
金木犀やスイートアリッサムなんかにも通じる。
昨日仕事帰りに八丁堀のルーム近くの公園でみつけた寄せ植え。
こんな色合い、洋服にしたら三度見されそうだけど、お花だとなんとも愛らしい。
いくつも同じテイストの寄せ植えがそこら辺を明るくしてくれてました。
その中に松葉牡丹を見つけました。
子供の頃大好きだったんですよね。
近所のおばちゃんが田んぼの横でお花を育ててました。いろんなお花の足元の地面にはこの松葉牡丹があちこちに咲いてたのです。
その花いろは限りなく豊富で、同じピンクでもいろんなトーンがあって、少し絞りが入ってたり、なぜかミックスカラーで咲いてたり。
どの色が一番好きか決めたいけど決められなくて、延々とあちこち行ったり来たりしてました。
これかわいい!
いやこっちも!
なんて素敵な花なんだろう!って。
私も大きくなったらお庭にこれを植えたいなぁと思いながら。
松葉牡丹のタネがまた砂つぶのようにちっちゃくて触り心地がよくてかわいいのですよ。ほんとにこんなタネから咲くの??って感じの。
懐かしくてしばらく頭の中は子ども時代をあちこちさまよいました。
この頃より少しあとかな。
そうやって植えたかった花はひとしきり植えましたが、最近は股関節のせいもあるし、思わぬ忙しい人になったし、なかなかにお世話がままならないのでもっぱらの楽しみはこのひまわりです。
そうそう、先日植木屋さんに大きな木を切ってもらったのですが、なんとひまわりの一角が踏んづけられてしまって冷や汗かきましたが、なんとか生き延びてスクスクと育ってますよ。
お花はみているとじわじわとエネルギーをもらえます。根っこからいろんなものを吸収してそれぞれの花を咲かせる。動くこともできずその場で、そこにあるだけの資源で。
静かだけど熱いものが感じられます。
見てるだけでそのエネルギーをもらえそうな気がします。いや、もらってるんですよね。
芍薬の華やかさもそのエネルギーの一種かな。
明る過ぎず、圧のない華やかさ。
芍薬、いいなぁ、あらためて。
子どもの頃、お花屋さんかパン屋さんになりたいと思ってたなぁ。
それかお嫁さん。
なんてべたな。笑。