人にはそれぞれ適応タイプというのがあって、
それは日々の生活や人生に大きく影響しています。
なので私たちはカウンセリングを学ぶ講座の中でも適応タイプについて多くの時間を割いて学んできました。

ゴルフ番組でそれぞれのコメントやプレースタイルからなんとなく適応タイプが垣間見えると、単純にゴルフを観るおもしろさとはまた違う興味を感じます。適応タイプに照らしあわせてデータをためていく感じです。趣味と実益の一石二鳥。

ドキュメンタリーやインタビュー番組などあると必ず観るようにしているのは、仕事のための練習にもなるからです。


よく観る「ゴルフサバイバル」とか「マッチプレー」など、勝負途中あるいは勝敗の決まった後のコメントなどにも適応タイプによる違いがあってとても興味深いです。

勝手な分析なので、誰とわかるようなコメントは控えようと思うけど、
ペアが違うタイプだったりするとより興味深いです。


かたや行動型で、初めての事は楽しみでしかない、ここぞという時に燃えるイケイケタイプ。自分がルール。
かたや思考型で、きっちり段取りして危険を消していきたいタイプ。自分を状況に合わせてなんとかしようとする。失敗は自分のせい。
うまくいっている時はお互いの良いとこが補いあってて良い結果になるけど、いざうまくいかなくなった時のコメントが平行線なのがおもしろい‥‥と言ったら語弊があるかもしれません、ごめんなさい。


適応タイプが違うと好みの言葉も違うので、
同じ言葉でもタイプによって届いたり届かなかったりします。
時にはまったく耳に入らない、まるで聞こえてないように感じることも。
確認しても、「え?意味がわからない」と返されることだってあるかもしれません。
だって本当にわからないのだから。

ちょうど↑↑のペアはそういう意味で平行線でした。
それなのにお互いが自分の思いをわからせようとしているので若干険悪な雰囲気もありました。それは仲が良い証拠ともいえます。ただ、ミスコミュニケーションになっています。



カウンセリング中では、クライアントさんの適応タイプに合わせて対応します。なるべく早くその人のタイプを観察しながらできる限りストレスの少ない言葉がけを心がけるのです。そうでなくてもストレス状態でいらしているのだから、できる限り気持ちよく話してもらえるように。

なので、継続してカウンセリングを受けてくださるクライアントさんには、たいていどこかのタイミングで適応タイプ診断とその説明をするのですが、
皆さん早く知りたかった、だからか、と驚いたり納得したりします。


ゴルファーで言えば、効果的なトレーニング方法や指導者とのコミュニケーションミス、自分の落ち込むポイントなども適応タイプからみることもできます。

あ、適応タイプにはそれぞれ特性の違いがあるだけで、どのタイプが良い悪いというのはありません。
どのタイプにも長所もあり短所もあるということです、念のため。



先日クライアントさんから、カウンセリング後の自分の変化について「魔法みたいです。魔法じゃないのは知ってるんですけど。」と報告がありました。
内側から自然にいつのまにか変わっているので魔法のように感じたそうです。
だけど、カウンセリングはさきにあげた適応論などの他、しっかりとした理論背景をもとに組み立てられています。もちろん魔法ではありません(^^♪


だからと言って、カウンセラーがなんでもわかっているわけではなく、そこをどう当てはめていくか、どのように変わりたいかはクライアントさんと確認したり考えたりの共同作業でもあります。



1人でも多くの方にカウンセリングを役立てて欲しいなぁと日々思います。
楽になって欲しい。
そうは言っても身体はひとつなのでできることは限られているので、私は今できることをやっていくだけですね。


それにしてもゴルフはやっても観ても関わってもおもしろい!
ゴルフがあってよかったです。